デロ太郎

ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋のデロ太郎のレビュー・感想・評価

2.5
デル・トロ版のトワイライトゾーン、もとい世にも奇妙なアメイジングストーリー。
監督の力量でエピソード毎にクオリティの差が出てしまうので、平均点としては低くなってしまうけど、単体なら優れたエピソードもいくつかある。

最終話のジェニファー・ケント監督回“The Murmuring”は、他のエピソードと比べ物にならないぐらい面白い。しっかり怖くて、それでいて「喪失」をテーマにした哀しさもあり、「チェンジリング」を思わせるクラシカルなホラー味もあって本当に素晴らしかった。

他には第2話のヴィンチェンゾ・ナタリ監督回も「クリープショー」みたいな下世話さで楽しい。

第7話のパノス・コスマトス監督回は、この監督の前作「マンディ」を観てこの人の作風を知っておかないと全く楽しめないまま終わる可能性大。(逆に観ておけば断然楽しい)

これ以外のエピソードについては、個人的には時間に余裕がある人以外は観なくても良い程度のレベルだと思う。
デロ太郎

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