まらそんマン

シコふんじゃった!のまらそんマンのレビュー・感想・評価

シコふんじゃった!(2022年製作のドラマ)
4.2
 オンライン試写で1~3話を観ました。
 私は、周防正行監督作品の大ファンでして、「シコふんじゃった。」から入って「ファンシイダンス」「Shall we ダンス?」と観てきましたので、最初に観た周防監督作品がベースになっていて、とても懐かしく感じます。

 結論からいうと、コミカルかつ相撲愛にあふれた、とても良く出来たドラマです。
 30年前の前作の設定、登場人物がうまく配置されており、伝統の教立大学相撲部を舞台に、部員集めに苦しむ現代の相撲部を取り巻くエピソードがコミカルに丁寧に映像化されています。

 前提知識なしでも面白いですが、やはり前作を観ている人はニヤリとさせられる部分が多いです。
 前作の個性派キャスト(下記)が、本作でも効果的に登場してきます。
------------------------------
 ・柄本明さん(教立大学相撲部時代に学生横綱だったレジェンド、かつ前作の相撲部顧問)
 ・竹中直人さん(前作では相撲部員、ミスター内無双)
 ・田口浩正さん(同上)
 ・清水美砂さん(前作の相撲部マネージャー)
 ・六平直政(相撲部OB)
------------------------------

 W主演ひとり=葉山奨之さんの、やむを得ない事情で相撲部に巻き込まれていく大学生役も良いですが、本作では、やはり何と言っても、もう一人の主演=伊原六花さんの熱演が光ります。
 相撲女子役ですが、見事なシコの踏み方、すり足、テッポウなど、相撲シーンに臨場感があるのは、伊原さんの運動神経の良さ、違和感ない動きがあってのことだなと感じます。
 今後、どんな作品・役柄で伊原さんを観られるのか楽しみです。

 前作を観ていない方は楽しく、観た方は更に楽しく観られる作品です。