Oniku

アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実のOnikuのレビュー・感想・評価

4.0
宗教にまつわる実話に基づくドラマ。

原作はジョン・クラカワーの「信仰が人を殺すとき」

敬虔なモルモン教徒の一家に生まれた6人兄弟、
長男と次男が原理主義的な思想に傾いてきて事件を起こす。
比較的最近のドラマにしては短めにできてるけど、
元々誰が犯人なのかというより(犯人はなんとなく中盤からもうこいつじゃん?って感じの雰囲気)
どうやって原理主義に傾いていったかを描いているからモルモン教に縁のない自分でも、閉鎖的なコミュニティの怖さなんかが分かりやすい。

主人公もモルモン教徒だからもちろん彼の生活の中に当たり前に宗教ならではの習わしなんかが組み込まれているけど、それを受け入れつつ、事件をきっかけに信仰心に疑問を感じるようになるアンドリューガーフィールドが良かった。

いつの時代も時代や風習にそぐわない女性は迫害されがち。男性もか?
強い女のドラマというより、信仰心の狂気が描かれてるから観るには体力使う。
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