あちぴろ

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌のあちぴろのレビュー・感想・評価

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022年製作のドラマ)
4.9
「ウー to the ヨンto the ウー!
トン to the グ to the ラミ!」
毎週待ち遠しく待っていた娘の[せなお]がこれを言う。なんなん、これ?笑

本作の最終話が配信され、ディズニー+で観ていた韓ドラ2本が観終わったので観始めた。

その(ウー to the...)意味も、一度聞いたら離れない理由もむちゃくちゃ理解できた。
これはヤバい。なんかハマる。言いたくなる。
観終わると更にずっと言いたくなる。自分の名前でもやってみるけど、長くてまとまり悪かった笑

さて。
ここ最近、ここまでハマった韓ドラがなかったので、Netflixでも一位になる意味がよくわかるほど面白かった。

「逆から読んでもウ・ヨンウ。キツツキ トマト スイス 子猫 南」。
自閉スペクトラム症のウ・ヨンウ(パク・ウンビン:ストーブリーグなど)が働くことになった法律事務所ハンバダの仲間たちと様々な裁判を経験し、絆を深めながら成長していく法廷ドラマ。

毎回色んな笑いもあるし、ホロっとさせられるし、全話通してウヨンウの過去が分かる内容はとてもうまくまとめられてた。
ひらめく度に現れるクジラ、シャチ、イルカなどとても分かりやすい演出だし、パク・ウンビンの演技が素晴らしい。

イ・ジュノ(カン・テオ)が色々持ちすぎ。イケメンで優しくて気が効くなんて。
1話でウヨンウの才能を感じたチョン・ミョンソク(カン・ギヨン)の包み込む様な理解者と、グラミ(チュ・ヒョンヨン)、同じ事務所の弁護士「春の日差し」チェ・スヨン(ハ・ユンギョン)などウヨンウを理解してくれる友人や先輩。
途中までここまで邪魔するか?とムカつきっぱなしだった「腹黒策士」クォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)など多彩なキャラクターがいつも一緒に行動するのがなんだか楽しい。
温かくほっこりさせてくれる。

これまで観てきた韓ドラではあまり観たことがない人達の中、ハンバダ事務所の代表ハン・ソニョンにペク・ジウォン(恋愛体質の脚本家先生、スノードロップの洋服店店主など)、ウヨンウの父親ウ・グァンホにチョン・ペス(秘密の森、今、私たちの学校はなど)などが固め、毎話よく見かけるキャストがゲストで登場する。

ウ・ヨンウの落ち着きのない行動、「暗黙の了解」がない言動、振り回されてばかりのメンター、チョン弁護士たちだけど、毎話あったかいお話にハマる。
誤解を恐れずに言うと、障害を持った人をあれほど迎え入れられるのかという疑問は残る。3話で出てきたペンス好きの弟はきっと生き辛いと思う。しかし、差別や偏見を多くは観せず(高校時代は辛かった)に進むのもとても良かった。


一気に4日で完走してしまうくらいハマりまくった久しぶりの大ヒット作,

(2022/9/20〜23)
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