プロデューサーがどうしてもTBSで企画が通らず、カンテレに移籍してようやく実現させたというエピソードも込みで素晴らしいドラマ!あとよく見ると驚くキービジュアルも。
このドラマを観ていた3日間、「デッデレデレー♪」というテーマが頭から離れなかった。
冤罪の払拭が国家権力との対峙に繋がるという展開が面白かった。斎藤(鈴木亮平)の最後の熱弁で、報道が世界に及ぼす影響の大きさと責任の重さを痛感した。
限りなく現実に近づけた描写が為されていたのが良かった。「ニュース8」内で実際の2018年と2019年のニュースが流れる。作中にLINEやWikipediaがそのまま登場する。2020年にはコロナ禍が到来。
テレビ局志望で現にテレビ局でバイトしてる学生の自分にとって、「不適切にもほどがある!」と並んで、志望業界が舞台である点でとても刺激になるドラマだった。
周囲の業界関係者に聞くとテレビ業界の再現度はかなり高いらしい。
番組制作にニュースキャスターがここまで密接に関わっているとは知らなかった。原稿読んでるだけかと思ってた…。
眞栄田郷敦、長澤まさみ、岡部たかしが役をとても人間臭く魅力的に好演していて、長澤まさみは元々だが3人の事がとても好きな役者になった。
岸本(眞栄田郷敦)、外でママ呼びはちょっとヤバいと思う。
長澤まさみのワンコーラス贈る言葉が上手くて沁みた。
声優でなく俳優としての山路和弘はあまり見た事がなく新鮮だった。
そういえば食事の描写が大切にされてるドラマだったな。