権力に立ち向かうけど、玉砕して。
チャンスが来たと思ったら、握りつぶされ。
感情に振り幅ある演技を見せてくれた長澤まさみ、やっぱりすごい。
鈴木亮平の悪役なのにかっこいいのもすごい。
嫌なやつなんだけどなー、なにこの色気。
郷敦の髭面もかっこいい。
なんと言ってもハラスメント上司の岡部たかしも最高。
渡辺あや脚本、プロデューサー佐野あゆみ、演出大根仁、制作陣も素晴らしすぎる。
心の中にある正義、誠実であること。
巨大な権力や社会の目、組織の圧力で捻じ曲げられること。
冤罪事件ミステリー、と簡単に括ることはできないドラマ。
敵が巨大すぎて、自分の無力さに落ち込んで、諦めてしまうリアル。
結局自分がそこそこに幸せならそれでいいってわかるし、フライデーボンボンでは事なかれ主義だった村井だって、昔報道にいた頃は熱いものが心の中にあったんだね。
考えず、悩まず、鼻をきかせて、長いものに巻かれる。うわ、書いてて最低だと思ってきた。
ラストが少し駆け足気味で、正しい事はわかりにくいから夢をみる、というセリフが岸本と同じく、私にも難しい。
厳しい現実のどうにもならない部分を描いてるところに、このドラマこそ誠実だと思えた。
エンディングとかも含めてほんと大好きなドラマでした。
ところで、瑛太、出てたよね。笑
