このレビューはネタバレを含みます
すごく良かった。
ストーリーに散りばめられた全部が無駄じゃなかった。
帰りたい理由はもちろん「大好きなビリーに会いたい」なのだけど、冒険を続けていく中で色んな記憶を取り戻して「ママの言葉を伝えるために帰らなきゃ」と使命を強く抱いていくのにぐっときた。
オリーは精神年齢もビリーと同じくらいなせいか、子供っぽいので思い立ったら真っ直ぐに駆け出しちゃったり、だから失敗もしちゃったり。ハラハラしつつも動きがとても愛おしかった。
大人になったビリーにはもうオリーの声が聞こえなくなっていたけど、汚れた体を静かに大事に洗ってあげるシーンが印象的だった。
あそこでオリー側の心情が描かれない(喋らない)のがまた想像を掻き立てて良かった。言葉にならないほど嬉しかっただろうなぁ、と。
少年時代のビリーがオリーとはぐれてとても可哀想だったので、大人になる前の彼(の役者さん)に会わせてあげてほしかった!けど、そんなことしたらストーリー破綻してしまうね..笑
この先も繰り返し観たい。