あーさん

アトムの童のあーさんのレビュー・感想・評価

アトムの童(2022年製作のドラマ)
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レビューしないうちに、どんどん新作が始まっていく💦
とりあえずの感想。

山﨑賢人、松下洸平のバディが良かったな。ジョン・ドゥなんて名前もそれらしくて笑
会社経営がこんなに簡単にできるのかな?っていう展開もあったけれど、"アトム"というカプセルトイの老舗玩具メーカーの創業の初心は忘れたくない。。その思いを軸に皆で協力し合い、会社という同じ船の乗組員 ♪みたいな感じで経営危機を乗り越えるべく一致団結していくのを見ているのは、とても楽しかった。
ライバルとか裏切り者とかお約束だったけれど、週一回のドラマとしては、面白かったかな。
具体的なゲームも出てきて、ふむふむこんなふうに作るのかぁ、、等とお仕事ドラマの引き出しが増えた。
岸井ゆきの&風間杜夫親子も良い味出してたし、でんでん、塚地、風間杜夫の'じーさんず'がほのぼのしてて和む♪(やっぱり上手い役者さんがやると、バイプレーヤーが光るね〜)
塚っちの口グセ、"めちゃんこ"がわざとらしいのだけど、出る度になんか嬉しかったな笑

オダジョー演じる興津のバックグラウンドが今ひとつ見えなくて、キャラとしてはあと一歩だったけれど、代役としては十分!あの方がやっていたらもっとねっとりしていたかと思うと、、オダジョーで良かった!

私自身ゲームはあまり馴染みがなく、どちらかと言うと子どもにも外で遊んでほしい派で、時間を決めて守らせたり、子どもにこんな高価なおもちゃが必要なのか?とか疑問を抱くタイプだったので題材自体半信半疑だったけれど、何故ゲームが面白いのか?ゲームの可能性(社会で役に立つシリアスゲームの存在)等をドラマの中で観ているうちに、どんどんゲームも進化していることを知り、少しずつ見方が変わっていったと思う。

今作には関係ないけれど、最近聞いた言葉で"なるほど!"と思ったのは、'行き詰まったら(ゲームのように)ステージを変えれば良いのでは?'というもの。
ステージが変わればルールも変わるし、登場人物も変わる。だから、今のステージで上手くいかなくても、次のステージは自分に有利な環境かもしれない。
人生を真面目にも捉え過ぎて、失敗してはいけない!と思い込んでいるタイプの人には有効な言葉だな、と。
うちの長男もそっちの業界に行きたかったクチだからわかるけれど、安定した人生より何が起こるかわからない人生の方が楽しいと思っているような節がある。
ゲームにはそういう軽やかさがあり、そんな発想ができたらある意味羨ましいな、と思う。
でも、ドキドキしたり、ワクワクしたり、楽しいことに昔も今もないのかな。古き良きものに命を吹き込み蘇らせるのは、そのおもちゃで育った若者達!

このドラマを観ていて、どんどんチャレンジして、どんどん自分の夢に近づいていく、、そんな生き方も素敵だなって思った。

新しいなぁ。
そして、とても眩しいな。

そんな、時代を感じたドラマだった!
あーさん

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