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緊急取調室 第4シーズンのmaroのレビュー・感想・評価

緊急取調室 第4シーズン(2021年製作のドラマ)
3.5
2021年夏ドラマで面白かった順位:4/7
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

ドラマの主人公たちは自分よりも年上の方が憧れを持ちやすいなって思う。
その点で、このドラマはとてもハマりやすい内容だ。

やってることは普通の刑事モノとそう変わらない。
でも、メインのキャラクターは40代~60代のいわゆる中年と呼ばれる人たち。
そんな彼女らが自分の信念と正義のために、時に感情をむき出しにして捜査に当たる姿は本当にかっこいい。

第1話からハイジャックという非日常な展開で見ごたえあった。
その後も、占い師やロボットなど、一癖も二癖もあるエピソードを出してくるのが、このドラマの面白いところ。
もちろん、結局何をやるにしても犯人は「人間」なので、蓋を開ければオーソドックスな展開ではある。
でも、その導入部分として癖のある設定を入れるのはつかみOK。

最終回は第1話の流れを引き継ぎ、ようやく黒幕との決着をつけることができて一安心。
ただ、かなり駆け足な展開だったなとは思う。
羽屋田弁護士(大塚寧々)の手の平の返しようが早すぎ(笑)

あと、このドラマの推したいところは、キャストの方たちの演技力の高さ。
冷静であることが大切な刑事において、けっこう感情を露わにしてて。
そこがまた見せてくるんだよ。
特に真壁有希子(天海祐希)なんて、取調の最中に自分で涙を流すほど。
そのガチさが心を打つ。。。

仕事に限らないけど、やっぱりいくつになってもこうやって全力で事に当たる姿はいいなー。
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