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グリーングローブ・ギャングのbeachboss114のレビュー・感想・評価

グリーングローブ・ギャング(2022年製作のドラマ)
5.0
婆さんになっても現役のキャッツ・アイが、捕まりそうになって老人ホームに潜伏するクライム人情コメディ。

建物やら調度品はいかにも東欧って感じなんだけど、ストーリーにポーランドである必然性もらしさもなくて、悪く言えば通俗的でアメリカっぽいから、どこの国でもリメイクしやすそう。

つーか、モロ、日本向け。絆で身近な問題を解決したり、小悪党懲らしめて溜飲下げて、みたいな人助けな展開は、民放8時台の時代劇や年寄り向けホームドラマのノリ。でもしっかり怪盗シーンもあり。

日本でリメイクするなら、岸惠子、岡田茉莉子、岸田今日子かな。誰が生きてて誰が死んじゃったのかは知らんけど。他にも岩下志麻、高峰三枝子、草笛光子、山田五十鈴、京マチ子、有馬稲子、佐久間良子、加賀まりこ、若尾文子、浅丘ルリ子あたりでもいいんじゃないかな。デヴィ夫人もアリ。とにかく、ふてぶてしさや熟エロさや怪しさとというか、貫禄や妖艶や怪奇性が求められるから、吉永小百合や八千草薫ではない。

刑事や悪人はじめサブキャラたちが「どことなく」「ちょっとずつ」面白いのも楽しい。個人的には、警察発表で「逃走車の色はミルクコーヒー色。ミルク多めです」って補足するのがツボだった。

エピソード6の個展のシーンの1カット長回しも見どころ(最近、こういうの増えたから新鮮味ないけど)。

んでもって、30分×8話で一応は一件落着なんだけど、若干の謎が追加されてシーズン2へ。やられた。
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