このレビューはネタバレを含みます
すごく面白かった!
画面が綺麗かったのでそれも楽しかったし、ストーリーも丁寧だけどスローすぎずな感じで毎回ドキドキしながら見られた。
ドメスティックバイオレンスがどれほど精神を破壊するものなのかその恐ろしさについてもじっくりと描いていることのあって見ていて本当に精神的にきつい。
クラウディアはレスタトの恐ろしさを知りながらも反逆する強さを持っていたけれどもルイはそのあたりの判断力を叩き壊されてしまっていて痛々しい。
ルイがジャーナリストのモロイに語る形でドラマは綴られていくので一見その恐ろしい状態からルイは逃れることができて立ち直ったのだという前提のもとに見ていたのがファイナルでその前提がひっくり返されるっていう。それどころかまさかあんたまだ全然たちなおってなかったの?それどころか元の木阿弥??なのという顎がくーんなことが発覚するのでいやもうそんな砂に足突っ込んで黄昏てる場合じゃないからー!とそれまでの余韻も全て吹き飛ぶ勢いでルイ、しっかりして!と胸ぐら掴んで揺さぶりたくなる衝動にかられますが、そこはS2での楽しみということで。
この作品で何がやりたいのか描きたいのか作り手がはっきりとわかっている自信がドラマから感じられるので、安心して見守っていきたいと思います!