アイディア的には昔のSFのよう。
全体的に漂うバカリズム臭。
バカリズム版「僕のワンダフルライフ」。
世界が狭くて一生懸命になる場所がちょっと違う。
そこを面白いと感じるかどうか。
この人の笑いのセンスはちょっとしたコントでいいかなと思う。
ドラマにするにはかなりのブラッシュアップが必要かと。
やはり安藤サクラに依るところが大きい。細かいところをダラダラやるのもバカリ風。
人生二周目3周目になると飽きてくる。
テレビドラマを早く撮影終了させるための算段をダラダラとやるのもバカリズムらしくてそれを好きと思うか嫌いと思うか。
楽屋落ち的だし自己満足っぽい。
ばかりが本書きながらニヤニヤしてるのかと…。
ファミレスとかラウンドワンとかカラオケボックスとか小市民的なシチュエーションが多いのもこの人の特徴だろう。
テレビドラマのうちまくとかどうでもいいし、見続けていくとだんだん飽きていく。
先のわかる人生なのにやることは痴漢冤罪を助け、付き合ってる男が妻帯者だと知らせること以外にやることないの?
それでも見るのは主演女優たちの魅力だろう。
グータンヌーボ的な会話が面白い。
テレビ局の件が一番つまらない。
誰が渋滞で遅れるとか本当にどうだっていい。
伏線の回収の方法が面白くない。
せこいというかウザい。
毎回自動車に轢かれて死ぬのも芸がなさすぎる。
せっかくだからいろんな死に方を見せて欲しいし、伏線の回収の方法も別な方法を見せて欲しかった。
ドラマだから当たり前だけど同級生がみんな女優さんのように綺麗。
しつこく何周も回る人生に飽きてきて、最終回になってちょっとホッとした。
ラストの老人たちの会話は正に蛇足。
余計なことをしたがるバカリズムらしいが。
何時間もバカリズム臭を嗅いで、感じたのは彼は気を遣って恥ずかしくないように敏感にその空気感を読んで日々を暮らしていると言うこと。
それが面白いのかどうかはわからない。