にゃん

犯罪症候群 Season2のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

犯罪症候群 Season2(2017年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

血で血を洗う悪循環。
復讐の為に犯罪者を殺したところで自分も憎き相手と同じ犯罪者。
復讐しなくても地獄、復讐しても地獄。
このフレーズが深い。

武藤が鏑木へ引き金を引けずに諦めたのに安心していたが、まさか代わりに環に射殺されるとは。
そしてそのまま物語が終わるとは。
確かにドナー待ちで加害者を殺していた小島は死んだし、少年犯罪を考える会の牧田と響子も死んだし繋がりのあった鏑木も殺したけれども。
後日談もなしだったのでちょっと物足りなかった。



ストーリー↓
ビルから転落したと思われる少年の遺体が見つかり、本庁から所轄に左遷された鏑木(谷原章介)も現場検証に立ち会う。この件は事故死として処理されるが、警視庁の環(渡部篤郎)は不審に思っていた。環は武藤(玉山鉄二)を呼び出しある資料を渡す。それはこの1年で起きた「4人の死亡事故記録」だった。4人には殺人歴があり、彼らの死はすべて“事故死”として処理されていた。そして、今回転落死した少年にも殺人歴があった。

鏑木は少年に恋人を殺された事で「少年犯罪を考える会」に参加した事があり、同じく参加している響子(木村多江)とはかつてゼミが一緒であり接触を持っていた。加害者少年を殺して欲しいという依頼をきっかけに二人の中にほころびが生じはじめる。環の命で秘密裏に調査していた武藤も会の発起人である牧田(板尾創路)にたどりつき、牧田が“職業殺人者”と繋がっていることを確信する中、すでに環は一連の事件への鏑木の関与を疑いはじめていた・・・。

武藤と環の捜査の手が近くまで及んでいることを知った鏑木は、響子に身を隠すよう告げる。そして自分に残された時間がないことも悟る中、刑事として捜査してきた連続殺人事件の容疑者・小島(手塚理美)にたどり着く。一方の武藤は梶原(野間口徹)に会い、「少年犯罪を考える会」の復讐代行の事実を確認していた。小島の逮捕を急ぎ、鏑木が確実な証拠をそろえようとしている中、環が鏑木に逃げるように忠告をしにくる。警察に捕まるのも時間の問題だと。
そんな時小島が少年(伊藤健太郎)に暴行され死亡。鏑木は響子(木村多江)に連絡するも繋がらず響子が無断でホテルから出て行方をくらました事で胸に不安がよぎる。牧田(板尾創路)と響子は、未成年犯罪者に自分たちの手で復讐を実行しようとしていたのだった。
しかし小島を殺した少年を標的とするも、計画は失敗、返り討ちに遭い牧田は殴り殺されそのままレイプされそうになった響子は自分の舌を噛みちぎって亡くなった。
一方の環は一連の事件の真相が世に出ぬよう処理を命じられる。署に戻った鏑木を武藤が待ち構えていた。武藤は真相を問い詰めるも、鏑木は答えず去って行く。
後日武藤は環を装って鏑木を呼び出す。そこで環に命じられていた鏑木の処理を実行しようとするが銃口を向けるも引き金は引けず諦め。しかし、近くで見ていた環によって鏑木は射殺されるのであった。
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