Netflixで上がっていたので見た。コミックは全部読んでいる。
ヒロインはADHDで、子供の頃から人に馴染めずイジメを受けてたり遅刻したりマルチタスクがニガテだったりする看護師の卵。清原果耶が演じるとその発達障害的深刻な側面が薄まって、なんとなく天然な子みたいに見える。さらにやはり1話が短めなのか、妊娠出産、中絶の生臭い部分が一見覆い隠されているようにも見える。
けど、その中でもやはり妊娠は妊婦ひとりの問題ではなく家族の問題で、壮絶な40週からの人ひとりの人生の始まり(であり終わりである)のだというメッセージも、押し付けがましくなく残されているのが良かった。意外にリアルだった。
個人開業の産婦人科が減る理由がよくわかる。これだけハイリスク妊娠やハイリスク胎児、ワケアリ警察沙汰を扱っていれば、経営のリスクは高いしリターンは見合ってなかろう。コロナ妊婦の赤ちゃんを守れない現実も見えてくる気がする。