ふじこ

鈴木先生のふじこのレビュー・感想・評価

鈴木先生(2011年製作のドラマ)
4.0
一言で言うと「学校は社会の縮図である」なドラマ。

学校に行きたくないがために「早く大人になりたい」と思っている小中高生は、このドラマを見て、現在身を置いている学校生活にどう対処するかよく考えるといいと思う。

異物を攻撃する大衆、休みない攻撃対象探し
異物探しのための”普通”の定義による思考停止
攻撃対象にならないためにどう振る舞うか
振る舞いと本来の自分とのギャップへの葛藤

鈴木先生はこれらに対処するための、考え方の選択肢を提示してくれる。

大人が見ると、鈴木先生の教えの数々は、大人が社会で揉まれて至る結論そのものであることがわかる。
全て理解し納得できたなら、精神的にはもう社会に出て5年以上経つ大人と同等といっても過言ではない。

鈴木先生の教えに小中高生のうちに気づけた人たちが作る社会を見てみたいと思う。
愚かな大衆への対処に時間を割かれない者たちが、どんな新たな問題設定をしているのか、想像もできず、ワクワクする。

熱血学園ドラマでよくある、「学校には教科書なんかより大事な学びがある」みたいな台詞が嫌いだったが、このドラマで言うなら納得。