怒髪猫なんじゃった

麒麟がくるの怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

麒麟がくる(2020年製作のドラマ)
4.0
始まりました・・美濃(岐阜県)で産まれたと云われている「明智光秀」


#01
時は室町時代末期の美濃から始まる。
そこには若き明智十兵衛光秀・・仕える主君は斎藤道三。

華やかな堺、そして京・・鉄砲と名医を連れて美濃に帰ってくる。

いつか戦乱の無い世の中になる・・穏やかな国になった時に、やって来る不思議な生き物『麒麟』

#02
美濃の斎藤利政(道三)vs尾張の織田信秀
合戦が始まる・・光秀も参戦する。

#03
戦に敗れた織田信秀は再び美濃の国への野望を燃やす。
其処へ駿河の今川義元が尾張へ進軍してくる。

(今回の紀行)岐阜県瑞浪市
土岐一族の始祖、光衡が居城を築いた地である・・そして土岐が美濃の守護になっていく。

#04
今川義元との合戦に於いても織田信秀は又しても苦戦する・・自らも流れ矢で負傷する。

京から招いた医師望月東庵が織田信秀と内通しているのではないかとの疑いを持った斎藤利政は駒を人質にして諜報を指示するのであった。

織田の屋敷では人質の竹千代(徳川家康)と光秀がひょんな事から運命的な出会いをする。

#05
終始・・鉄砲(火縄銃)の話である。
これからの合戦は鉄砲の戦である。

#06
将軍足利義輝の京も未だに混沌状態である。
美濃も同じく織田信秀との戦が頻繁に起こる。

#07
遂に織田は美濃と和議を結ぶことになる。

帰蝶を信長の嫁に・・これが和議の条件であった。

『美濃には海が無い』

#08
帰蝶が信長に嫁入りに・・

帰蝶、光秀、高政・・心の葛藤が交錯する。

#09
尾張に嫁いだ帰蝶は信長と初対面する・・風変わりではあるが気が合うように魅かれていく。

(今回の紀行)岐阜県土岐市妻木町
土岐一族が治めた妻木城
光秀に嫁ぐ煕子の生家でもある。

#10
那古野城へ帰蝶を訪ねる光秀の前に信長が猟から帰ってくる・・運命の出逢いである。

人質の竹千代(家康)信長、光秀とこれも那古野城での出逢いであった。

#11
竹千代を手に入れた今川義元が尾張への侵攻を開始する・・次は美濃へ

ひとつに纏まらない美濃、そして尾張は如何動く。

#12
光秀は妻木城(岐阜県土岐市妻木町)の幼馴染の煕子を嫁に迎える。

信長の父信秀の病状が悪化して他界する・・家督は信長に継がれ尾張の地を譲り受ける。

#13
混迷する尾張・・美濃、駿河の動きは⁉︎

いよいよ織田信長の存在感が増してくる予感。
今回から出ました藤吉郎(羽柴秀吉)どう関わってくるのか⁉︎

#14
聖徳寺で道三は娘婿である信長に初対面をして、その底知れぬ力を目の当たりにする。

一方で道三は側室を喪い、家督相続に美濃が揺れている。

#15
道三は家督を長男の高政に譲り出家する。
それを快く思わない次男孫四郎、そして織田の帰蝶・・今まさに美濃が揺れている。

まだ見ぬ織田信長の勢いが藤吉郎の心を動かしていく。

#16
美濃が割れた・・父と子の骨肉の争いが始まる。

道三は光秀に説く・・上に立つ者は正直であれと‼︎・・美濃も尾張も駿河もない大きな国を作れと光秀に説く。

#17
遂に父道三と嫡男高政の長良川を挟んで戦が始まる。
数で劣る道三は高政との一騎討ちの末に倒れた・・父親殺しの汚名を背負い高政は何処を目指すのか⁉︎
一方明智勢は道三側につき、高政の群勢に明智城は落ちる。

#18
高政の軍勢に明智城は落城する。
光秀たちは尾張に向かおうとするが追っ手が迫り難を逃れ一路越前を目指す。

『戦に負けた時に如何耐えるか・・いつか戦は終わる・・そして麒麟が来ると・・』父の教えに耐える光秀。

一方で信長は高政や今川義元と密通する弟信勝の謀を見抜き返討ちにする。

#19
道三の死から二年後・・将軍足利義輝に向けて信長が京へ・・その信長の命を狙って高政が動く。
阻止するべき光秀が細川藤孝らと動く。

#20
尾張へ侵攻する今川義元の大軍・・
絶対絶命の信長に打つ手はあるのか⁉︎

松平元康(家康)が今川軍の先鋒に・・どうする元康⁉︎・・三河の運命が今決まろうとしている・・一方、越前の光秀はどうする⁉︎

#21
いよいよ桶狭間の合戦です。

今川義元の先陣をいく元康(家康)軍・・今川にいいように扱われ揺れる三河軍団。

沓掛城をあとにして桶狭間に向かう今川義元の大軍。

善照寺砦に集結した織田精鋭軍は桶狭間を目指す。



★令和2年6月14日放送予定分から(新型コロナウイルス感染症)により当分の間放送出来ず・・残念なり。

★令和2年8月30日放送再開です‼︎


#22
桶狭間の戦いから4年が経っている。
混沌とする京・・将軍足利義輝の弟である覚慶(義昭)が登場する。

#23
将軍義輝の下に誰も上洛しない。

私も以前訪ねた事のある信長の居城小牧山城(愛知県小牧市)で光秀と木下藤吉郎(後の秀吉)と初対面がある。

時代はますます混迷を深めていく。

#24
永禄の変・・将軍足利義輝が三好一派に殺害される。

次の将軍に弟の覚慶をたてるべく細川藤孝らは画策するのだが当の覚慶にはその気も度量も無い。

そんな折信長がいよいよ動き出すのか⁉︎
明智家が信長に仕える時が来た・・時代が動き始めた。

#25
信長は美濃を統一して稲葉山城(岐阜城)に居城するがこれから成すべき事が判らない。

敦賀で足利義昭(覚慶)が次期将軍を模索して悩み続け遂に光秀を呼び心の内を吐き出していく・・将軍義昭立つか⁉︎・・どう動く信長。

#26
一乗谷で過ごす足利義昭は何処へ⁉︎

越前朝倉義景は上洛するのか⁉︎
到底腹の中は解らない・・そんな折織田信長の美濃へ行く事を決心する義昭であった。
光秀も義昭と伴に・・

#27
足利義昭は信長と会うことになる。

今井宗久は光秀に信長が武装すること無く上洛する様願う。

いよいよ信長は武装する事無く義昭上洛へ・・光秀は信長に仕えるのでは無く将軍に仕えることを宣言するが・・この事が後の事に・・

#28
足利義昭は信長と伴に上洛を果たす。

京都本圀寺に義昭は居を構えるが三好勢の襲撃にあう・・光秀の機転で難を逃れる。

その難事を聞き付けた信長は激怒して二ヶ月で義昭の居城を造れと命じる・・世にいう『旧二条城』である。

#29
信長が強引に推し進める二条城造成は京の古くからの寺社の反発を買う・・幕府官僚の摂津晴門にとりいり信長失脚を狙う。

帝を敬う事もせず私服を肥やす幕府官僚たち・・今も昔も変わらぬ屑はいるものである。

#30
越前の朝倉義景を討つ!

信長は帝から朝倉との戦の勅命をもらう。
一方で幕府は朝倉との戦に難色を示す事になる・・如何する信長‼︎・・光秀は⁉︎

#31
信長の朝倉攻めが始まった。

容易く敦賀金ケ崎城が落ちて本陣とするも様子がおかしいと松永、家康が気づく・・そんな折左馬之助から光秀に知らせが届く。

義弟でもある小谷城の浅井長政が寝返って越前一乗谷の朝倉義景と計り信長軍を挟み討ちにする・・撤退を余儀なくされ光秀と木下藤吉郎は本隊撤退の命懸けのしんがりを務める。

#32
朝倉義景に敗れた信長は反撃の機を狙い光秀に鉄砲の調達を命じる。

信長は再び朝倉義景、浅井長政と姉川での激戦に挑む。

#33
比叡山に籠城した朝倉義景・・
比叡山天台座主覚如は摂津晴角と画策して将軍を蔑ろに信長を亡き者にしたい。
帝は信長の恩に報いるべく手を打ち始める。

時は決して信長は比叡山に攻め入り焼き討ちを命じる。

#34
比叡山焼き討ちに際し光秀は信長の命令に背き女子供を逃がす・・信長は敢えて目を瞑るが光秀と信長の心の奥深くに遺恨を遺すやも知れない。

幕府と信長の間にもあった深い溝が大きくなりつつあった。

比叡山の覚恕は難を逃れ甲斐の国の武田信玄の元に・・

#35
将軍足利義昭は信長とは如何しても相容れないものがある。
一方信長は幕府よりも帝へと向いている。

幕府方摂津晴門は茶会を催し光秀暗殺計画を立てる。

#36
将軍足利義昭は信長の事を如何しても許せなくなり甲斐の信玄に信長討ちを命じる。
幕府は光秀にも加勢に加われと懇願するが光秀には其れは如何してでも出来ない。

いよいよ幕府群vs信長群の一戦が繰り広げられる。

#37
挙兵した足利義昭は信長群に敗れる。

甲斐の武田信玄も三方ヶ原で家康・信長軍を破るも京へは登らず甲斐へ帰る・・信玄病死か⁉︎

朝倉義景も敗れ・・ここに室町幕府は終わりを告げる事になる。

信長の果てしない野望は帝の心中を惑わせていくことになる。

#38
信長から幕府に加担した三淵藤英の切腹命令が出る・・助命が叶わぬ光秀は憤りを感じていた。
そんな折、信長より丹波攻略を命ぜられた光秀は・・再び戦場へ。

#39
本願寺を落とすべく天王寺砦に立て篭もる光秀勢・・長期戦により怪我から無理をして倒れた光秀は京都の妻子の元に運ばれる。

明日をもしれない光秀の容態に妻煕子は命懸けで御百度参りの願掛けをする・・光秀は奇跡的に回復するもの煕子は心臓の病でこの世を去る。

最後の光秀と煕子の会話が涙を誘う。
『孫たちの時代には戦のない世が来るでしょうか?』・・麒麟はまだ来ない‼︎

#40
まだ本願寺を落とせない・・
信長は安土城築城と茶道具に現をぬかす日々・・帰蝶も信長を持て余すようになって来た。

事前に光秀に心の内を明かしたうえで・・冷遇に会う松永久秀が遂に信長に反旗を翻す。

信長に初めて嘘をつく光秀・・いよいよクライマックスに向けて動き出した様相である。

#41
光秀と信長の関係が混迷していく中で・・羽柴秀吉がじわじわと迫り来る。

もう結果は解っているのである・・歴史上において・・

歴史上いちばん混迷している時だから想像のドラマは苦しいんだろうな⁉︎

#42
いよいよ最終回まで後少しまで来てしまった。
信長が周りから浮いて来た・・光秀から家康からただ秀吉は相変わらず信長に仕える。

#43
信長の傍若無人さが甚だしくなるなか光秀は夢を見る・・月へも届こうと云う樹を登っていく信長、危ないからとその樹を切ろうとする光秀・・ここまで上り詰めた信長をひとえに支えた光秀、壊すなら自分だと・・

家康の武勲の宴を差配した光秀に堕ち度があると叱責する信長・・いよいよ次週が最終回です。


目指すは本能寺・・目指すは信長の首
桔梗の旗が翻るなか光秀軍は麒麟を目指す。

#44
今夜が最終回です。

天正10年6月2日早朝・・光秀軍は本能寺を目指して進軍する。
「敵は本能寺にあり 信長の首をあげよ」
火が放たれた本能寺からは信長の遺体は見つからなかったと云われている。

そして6月13日毛利攻めから至急引き返した秀吉軍の大軍に光秀は討たれる事になる。