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麒麟がくるのCのレビュー・感想・評価

麒麟がくる(2020年製作のドラマ)
3.8
長谷川博己さんの演技が素晴らしかった。義を重んじ、誇りを失わず、信念を貫いた、彼の光秀がひたすら格好良くて、光秀好きとして心から感謝。
また、美術や衣装、キャスティングもさすがのNHKで、それだけでも観る価値があると思う。
内容は、前半がめちゃくちゃ良くて、後半は繰り返される光秀ヨイショに少し食傷気味に。
公家や他の武将に「光秀はできる」と言わせるのではなく、演出や振る舞いから切れ者感を出して欲しかったし、うつけな信長vs常識人の光秀という構図よりも、信長の魅力や能力を示した上で、光秀が彼を支えた素晴らしい武人であったこと、激務で心身をすり減らし、また板挟みになって葛藤した結果、本能寺の変に繋がったという展開を期待していた。
最終回後の憂鬱が不安だったけど、希望の持てる結末だったのは良かった。
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