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聖者の行進のmugcupのネタバレレビュー・内容・結末

聖者の行進(1998年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


虐げられ自分で尊厳を守れない人はどうしたらいいのだろう。
知的障害者(あえてこの言葉を使います)の人も
認知症の人も
1人では生きられず
お世話をするのは本当に大変。

私だって認知症の人に、なんでこんな事するのかなとか
いい加減にして、って思う事沢山ありますよ。
でも生きてるんです。
人間なんです。
尊厳があるんです。
あって当たり前なんです。
でも1人では生きられない。
じゃあどうするの。
どうしたらいいの。

野島さんは、そういう問題提起をしてくれています。
答えなんてなく
一人一人が考えていけたらいいなって思います。

いかりや長介さんが言うこのセリフはそのまんま野島さんの想いでしょう。

「強くなるということは鈍くなるということなんです
痛みに鈍感になるということなんです
自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する
痛みに鈍感になり優しさを失う
いいんですよ、弱いまんまで
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい
人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…
弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい」
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