1話からのホラーテイストと容赦無いグロ描写に驚愕。まずこの時点で子ども向けじゃない。
まさにライダー版ウォーキング・デッド。
「龍騎」や「オーズ」でハードなテーマを書いたメインライターの小林靖子が、またまたやってくれました。
序盤は展開が遅くてつまらなかったが、主人公が駆除班入りする4〜5話以降から一気に面白くなった。
「人間」として生きる可能性が残されているアマゾン(怪人)を殺すことを躊躇い、葛藤する主人公・水澤悠。
それに対し「生きるっていうのは、他の誰かの命を喰らうって事だ。直接だろうと、間接だろうとな。」
「俺は人間とアマゾンを線引きしてる」
「何も傷つけず自分の手も穢さない。優しい生き方だけどな、何の役にも立たないんだなぁ…」と、主人公に対し厳しい言葉を投げかける、もう一人のアマゾンライダー・鷹山仁。
「同族殺し」をテーマとする仮面ライダーシリーズならではの重い展開が続く。
また、出てくる食べ物が毎回非常に美味しそうなんですが、上の仁さんの台詞といい「食べる」ことについても考えさせられる。特にハンバーグの回…。
最終的に悠が出した答えを聞くと、シーズン1は彼が一人前のヒーローとなるまでの話だったと思える。シーズン2での彼の動向が楽しみだ。
それにしても駆除班のみなさんは、重傷を負ったのに次の話ではピンピンしていて、あなたがたは本当に人間か!?と言いたくなります(苦笑)。