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だが、情熱はあるのdarumaのレビュー・感想・評価

だが、情熱はある(2023年製作のドラマ)
4.0
こちらも直近6話まで。6話でようやく…!この作品は何が言いたいのか、わかりました。これは山ちゃんと若林さんが「普通の人」だから、面白いんだね。

普通を、普通と認める。
(実は「天才」と傍からは言われているが…)
自分以外の誰か、を認める。
だから10代ターゲットのこの枠(日10)なのか!と思った。

エモ系の雰囲気を醸し出してるけど、なんか違う…と思ってたのが、ようやく納得の展開になった。視界がガラッと変わった。

ぶっちゃけ、2-3話くらいがキツくて、もう観るのやめようかしらん…と思いました。これ、御本人のマイナスプロモーションになってないか!?というレベル。
でも、頑張って観続けてよかった。

(なんか途中で挫折するのが性に合わなくて。。観かけたら最後まで観たい、どれだけ先になっても。でもお蔵入り(=観ようと思ってるけど眠らせたまま何年も…という作品も自分はあるので)せずに直近まで来れたという事は、惰性以外にも先が気になる要素があったのかもしれない。←いちおう、天音くんが関連系の映画控えてるから観たってのが大きい。若林さんが出てきそうなのかな?と思う映画なので…原作読んでないけど)

とにかく、キャラがきつかった。
山ちゃんの上からキャラ。(組んだ相手に当たりすぎ。自分に非は無いと思っている)
若林さんの、はっきりしないキャラ…(これは天才故にかもだが、いまいちよく分からなかった。。今でも理解できていないと思う)

でも!
それが少しずつ改善される(本人たちが気づく)のを追っかけていたら、何となく、ちょっとわかるような気はした。自分の弱さ故の。

お笑いの世界に詳しくないけど、ネタを考えてる人は、ボケがやりたいものなのね!それが目から鱗だった。
自分が面白いと思われたいのか…なるほど。
個人的には、ツッコミの方が目立つし立場が上なのかと思ってたけど。
人によるのかな…?

でも、考えてみたら、ネタを考える=企画・プロデュース的な作業だから、そっちの方が重要な役割だし目立ちたいのはわかる。支える立場の人が、うまく自分の手のひらで相方を転がしたい、みたいな?

言われてみれば、しずちゃんも春日さんも、めちゃくちゃキャラが立ってますもんね…
そりゃそのキャラを活かしたほうがいいわ。
なんていうか、適材適所?

観始めて思ったのは、演出が映画「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔監督だったので、光石さんリベンジしてるなぁ!(映画でははっきり言って無駄遣いだった。。)と、清水尋也くんも同作品に出てた!と周りが気になる気になる…(二人のキャラは良。清水くんは東リベの番宣だと思ったが、出演時期的にも)。あと、光石さんと白石加代子さんはひよっこ組ですよね?これも裏が「日曜の夜ぐらいは…」であちらもひよっこ勢多数なので、なんかキャラが分散して出てるなぁ…!みたいな。(今期はひよっこなの??笑。薬師丸ひろ子さんもそうだったかなと思ったけど、あまちゃんだった。頭の中がごちゃごちゃ、笑)
ちなみに狩山監督は映画「メタモルフォーゼの縁側」で、日曜の~の岡田脚本だったので余計に。。

あと、お笑い系のドラマは直近で同じストーンズのジェシーさんが出てた「最初はパー」を観てしまっているので、ちょっと既視感はあった。
お笑いを扱うと、最初(=売れない時期)はつまらなくなくちゃいけないので、グラデーションを付けるのが難しいよね…(だんだん面白くなる、売れるレベルで皆が納得する内容にする)というのを今回も思ってしまった。

細かいストーリーとしては、山ちゃんのお母さんがいいなぁ!と思いました(キャラも役者さんも)。
ヒコロヒーさんて、この方だったんですね!
時々お名前は目にしていました。
「すごいね」の使い方が絶妙すぎる。
良い意味にも、悪い意味にもなる…凄い言葉だ。

若林さんのお姉ちゃん役の箭内夢菜さんもよき。

メインのお二人はめちゃくちゃ頑張っていると思います!
山ちゃんを演じてる森本慎太郎さん、そっくりです。
(山ちゃんの話し方が特徴的だからというのはあると思いますが…真似しやすいと言えばそうだと思う。あと、ストーンズは個人的に歌番組でもあまり観た事無くて森本さん御本人のキャラをよく知らないので、イメージが無いというのも大きい)
直近で「探偵ロマンス」を観ていたので、あの人か…と思ってましたが、期待値低くてすみませんでした!って感じ(褒めてる)。

逆に若林さんを演じている高橋海人くんは、キンプリで見かけていたし他のドラマでも観ていたので(先入観ついてる)、ちょっと色が黒すぎるか…?(見かけが違いすぎる)あと若林さんはあまり特徴が無いので演じるのが難しそうだな、と思っていましたが、だんだん、それっぽく見えてきました。(特徴は強いていうと、だるそうに喋る感じ?巻き舌の逆、笑。発声がはっきりしない、舌足らず的な…)

戸塚くんは正直、割を食ってるとは思う。。。(いい役者さんなのに!)
春日は誰がやっても「違う…」ってなりそう。
かりあげクン、まだ観れてないんだけど、でもイメージはここから来てたのかな!?(逆算)とは思った。

逆に清水くんは得だったと思う。(少なくとも私は足軽エンペラーをまったく知らないので。知ってる方にはどう映ったのかわかりませんが…)

富田望生ちゃんは雰囲気・体形採用かなと思いますが、いい感じだと思います!

とりあえず、私の中では今のところ、光石さんと清水くんが美味しい役。
あと、坂井真紀さんと薬師丸ひろ子さんが出てくると締まる締まる!
ここは見応えがある。(←もうおばちゃん発言、笑)

あと、映画ファンは大好き、中田青渚ちゃんがいいキャラ!
未来の奥様なのかな…?

ちょっと時代が前後して、わかりづらい部分はありますが(時々出てくる年の表示を見逃して、戻したりして観てる。5話で一瞬、一番売れるところをすっ飛ばすのかと思った。斬新な演出…(素敵!)と思ったら、ちゃんと6話で続きやった。。笑)、最後追いついて、一致するのが楽しみ。

(追記。以下各話感想)
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(8話)
なんかちょっとめっちゃ良くなってきたんじゃない…!?トークライブって駅までお迎え付きなの!?斬新。なんていうか…ビジネス的に!(そういう経営的なネタ好き!)ラジオのオーディションの一人語りよかった…若林さんにスポット当たり始めた!と思ったら光石パパ帰ってきた^^

(9ー10話)
いやめっちゃ良くなってきたよね!!9話、10話と…これ最後に爆発する系か!
遂にふたりのシーン、ちょっと泣きそうになった。
山ちゃんの拗らせが今では可愛く見える。
余談だけどいつもかぞかぞ→本作と録画観るので坂井真紀さんデーになりがち(振り幅!)思いっきり被ってるけど(笑)

(11話)
やばい、エモさの塊しかなかった…!もう既にMAXまで来てしまっているのだが!!若林パパはわかってましたが、谷ショーさん!知らなかった…(涙)実在のモデルがいらっしゃるのね。今更だけど藤井隆さんが素敵すぎた。
山ちゃんママの久々「凄いね」の炸裂にキター!&ほっこり。

来週で最終回なんだね。まさかここまで終わるのが淋しくなるとは思わなかった…

(評価上げ。遂に日曜対決逆転…)
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