原作の漫画も所持しているため、もちろん12話でおさめるには端折らなければならない部分が多くあるわけだけれども、うまくまとめあげられており、納得して観る事ができた。
この頃の安達祐実の演技があまり好きではないけれど、時代的に安達祐実以外はこの役は考えられなかったと思う。
松本恵は姫川亜弓を完璧に演じきっていて、非常に良かった。
ラストで、マヤが紫のバラの人に気づいていないような、心の奥底では気づいているような、そういうあやふやにした終わり方が大変良かった。
始まりは田辺誠一に違和感があったけれども、すっかり感情移入し、ひたむきな陰ながらの思いに切なく涙した。
古臭い昭和な内容ですが、それもまた昔のドラマ特有の気配があり、好きでした。
