Rocko

キリング・イヴ/Killing Eve シーズン2のRockoのレビュー・感想・評価

4.6
S1でレビューしたフィービー・ウォーラー=ブリッジからショーランナーはエメラルド・フェネルへバトンタッチ。
このエメラルド・フェネルさんは今年度アカデミー賞脚本賞を受賞した『プロミシング・ヤング・ウーマン』の監督・脚本・製作を務めた才能溢れるクリエイターです。
(こちらの作品も本日鑑賞してきましたが、期待通り独創的でキレのいい脚本でした!)
S1ショーランナーのフィービー・ウォーラー=ブリッジはS2にも製作指揮で参加しており、現在進行形で時代を創り上げている女性クリエイターのセンスが光る面白いシーズンでした!

S1はS2から思い返せばシンプルで切れ味のいいシーズンでしたが、S2ではその基盤を守りつつキャラクターからストーリーと全体的に色濃く相変わらずのノンストップ展開。S1では追う追われる関係だったイヴ(サンドラ・オー)とヴィラネル(ジョディ・カマー)の関係が転じて仲間のような関係に・・・
相変わらず腹黒いキャロリンとコンスタンティンに加えて新たなサイコパスも登場し、残忍な暗殺者ヴィラネルサイコパス🆚Newサイコパスの対決にも惹きこまれました。スッパスパ人を殺す展開に時折挟むブラックユーモアが癒し。
最後ローマでの美しい攻防戦は敵と味方か同類か…万人には理解しがたい歪んだ愛情表現と捉えるサイコパス思考や2人の関係がさらに複雑化した怒涛の展開が最高に面白いシーズンでした!
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