このレビューはネタバレを含みます
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トムホくんがシリアルキラーの殺人鬼で、彼が精神病か詐病か見極めるカウンセラーがアマンダ・セイフライドでカウンセリングを通してどちらかわかるドラマだと思ったけど、微妙に違った。
トムホくんが幼少期に義父に性的虐待を受けていた少年で、義父を殺すため街中で発砲。そのせいで負傷者が出る。幸いにも死者は出ていないが、目撃者が多数いたためトムホくん逮捕。
性的虐待のせいで多重人格になってしまったトムホくん。
この当時は多重人格は映画の中の設定で実際にはいないって思われていたころ。
アマンダ・セイフライドはトムホくんの多重人格を証明出来たら彼を刑務所じゃなく精神病院で治療が出来るので、私生活がぐちゃぐちゃになっても彼のために行動した大学の先生だった。
エピソード5まではトムホくんとアマンダ・セイフライドの会話の中での回想シーンがメインだったので正直つまらなかった。
エピソード6からアマンダ・セイフライド視点で事件当時からの時系列の流れで話を整理してくれたところで面白くなった。
そこらへんで今まで出てきた登場人物がみんなトムホくんの別人格ってわかる。
エピソード2で好きな女の子と良い感じになってセックスの流れになったのにアリアナが邪魔して女の子とキスしてトムホくんがスンとしちゃったシーンがあって、ちょっと滑稽で笑っちゃったんだけど。
別人格のアリアナが性的虐待のトラウマがあるトムホくんを守ったシーンだったって後でわかって、「そういう意味だったんかい!」って驚いた。
トムホくんが多重人格とわかって、双子のアダムもトムホくんの別人格なのでは?と思ったら本当にそうだった。
アマンダ・セイフライドと弁護士さんの活躍でトムホくんは多重人格と認められ無罪。
なんというか、まさか幼少期の性的虐待がテーマだとは思わなんだ。
今の日本ではなかなかのタイムリーなテーマ。
某事務所で性的虐待を受けた方々もトムホくんのような多重人格が生まれてしまった人もいるのかな?って、思ってしまった。
劇中で加害者は性的虐待を受けた子を探せるセンサーを持っているって言ってて、ショック。性的虐待の加害者は極刑にしてほしい。