きき

高慢と偏見のききのレビュー・感想・評価

高慢と偏見(1995年製作のドラマ)
4.5
長年観たくて観たくて堪らなかった本作、漸く鑑賞…!
もう25年も前の作品なのね…!!

イギリスの田舎町に暮らす五人姉妹を持つベネット家。
父親が亡くなれば、その財産は全て遠縁の従兄弟に入ってしまう為、母親は五人の娘をとにかくお金持ちと結婚させたくて堪らない。
そんなある日、独身で資産家の青年、ビングリー(クリスピン・ボナム=カーター)が別送を借りてやって来る。
夫人は早速娘を引き合せる為、舞踏会の約束を取り付けることに成功した上に、彼はベネット家一の美人、長女のジェーン(スザンナ・ハーカー)に一目惚れする。
そこに一緒に来ていたもう一人の青年、ダーシー(コリン・ファース)はと言えば、女性の人数が多く余っていた次女のエリザベス(ジェニファー・イーリー)がいても、高慢な発言をしたことで、彼女は気分を害する。
それからダーシーとエリザベスは反発し合っていくが…

というお話。

元々キーラの映画がとても好きだったので、内容は知ってる◎
このドラマがイギリスでめちゃくちゃヒットしたことや、『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのマーク・ダーシーがこのダーシーからきてることも知っていたので、期待は高まる一方だったんだよね〜◡̈⋆*!

はぁ…めちゃくちゃ贅沢だった…
映画よりも尺があるから、だいぶ丁寧に描かれていたと思う。
とにかく、主演二人の繊細で機微な感情の変化が堪らなかった〜!!

前半は高慢な男と偏見を持つ女、でもそれは逆も言えて、ある意味、偏見を持つ男と高慢な女でもあると思う。
そんな二人が、互いの気持ちをぶつけ合った三話、そこから後半がどんどん変わっていくのが手に取るように分かって可愛い。

Mr.ダーシーがとにかく不器用でいじらしいんだよ〜…!!!
正統派なので、マーク・ダーシーのようなコメディ要素はないけど、エリザベスの反応がよくなっていくことが嬉しくて緩む口元なんて、可愛い以外の何ものでもないじゃないっ…!!!

そして、こういった時代背景でも、自分を曲げず、貫き通す芯の強さを持つエリザベスは、現代にも通ずる理想の女性像。
だからオースティン作品はずっと愛されるんだろうね♡!

詰まるところ、またコリン・ファースに恋をしました◡̈*♡!
『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズも久々に観たくなってきた〜!

それにしても、まじでお母さんとは末っ子リディアのウザさやばかったな…
映画よりずっとウザくて本当にどうにかしろってずっと思ってた…笑
あと、Mr.コリンズがマジで気持ち悪かった…

記録 : 2021年1本目。
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