MIDORI

高慢と偏見のMIDORIのレビュー・感想・評価

高慢と偏見(1995年製作のドラマ)
5.0
コリン・ファース様が本当に本当に素敵…小顔で首が長くて、背も187cmで足も長いので、時代劇ファッションでもカッコ良すぎます。そして、このMr.ダーシーという役がズルいくらいカッコいいので、コリン・ファース様を拝むためのドラマです。

キンキンした声で話す五姉妹の母親は、全員娘のため跡継ぎがおらず、娘に良い伴侶を見つけて片付けようと必死です。そこから始まるドタバタ劇が面白い作品で、みんなの勘違いによって結ばれるべき人が結ばれない展開を経て、幸せを得るまでのラブコメディになってます。1800年初頭にこんなに面白い小説を書いたジェイン・オースティンの文才に脱帽です。

資産家の家でも娘しかいないと親戚に財産が奪われてしまう当時の社会背景や、資産家レベルの違いなど、歴史ものとしても、とても勉強になる作品です。

ついこの前まで見ていた同じくBBCが制作している“野望の階段”で、主人公と不倫関係に陥る記者役を演じたスザンナ・ハーカーが長女ジェーン役で登場していました。ジェーンと結ばれるMr.ピングリー役のクリスピン・ボナム=カーターのビジュアルも好きでお似合いです。(クリスピンは、苗字でお分かりですが、あのヘレナ・ボナム=カーターの従兄弟です)

小●圭さんにビジュアルが似ているコリンズ氏の妻の妹マリア役の女優さんが、この作品の数年後にBBCで放送が始まる“The Office”で受付嬢ドーンを演じたルーシー・デイヴィスでした。めちゃくちゃ可愛いです。

Mr.ダーシー役のコリン・ファースと共にW主演を演じたエリザベス役のジェニファー・イーリーも目の演技が上手すぎて、流石としか言えません。この二人の演技が上手すぎて、映像化された“高慢と偏見”の中でもこちらが最高傑作だと思います。永久保存版です。
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