みじんコ

ウルトラマンR/B(ルーブ)のみじんコのレビュー・感想・評価

ウルトラマンR/B(ルーブ)(2018年製作のドラマ)
5.0
【家族の絆の物語】

3歳の娘が突然『ウルトラマンみたい!』と言いだして、アマゾンプライムで一気見した、父娘で楽しんだ初めてのウルトラマン。
 
娘は仮面ライダーもずっとプリキュアの後に続けてなんとなく見ていたけど、『ライダーはお父さんのもの』という認識のようで、まったく興味を示さなかったのに、3歳女児をも魅了するウルトラマンの包容力は侮れない…と感じました。
 
娘的には第1話の兄弟と怪獣のドタバタした戦いや、17話のギャグバトルは声をあげて笑って喜んでましたね。(「わ〜、水最高〜」はマネして言っていたw)主人公カツミとイサミの人格がウルトラマンになってもそのままだったり、おとうさんやおかあさんとの関係性もわかりやすくて親しみが持てたみたいです。敵役の愛染社長もどこか憎めないコミカルな演技で『恐さ』を感じさせない悪役だったのが良かったのでしょう。
 
父親の僕的には、中盤までのボス愛染社長が『巨悪』ではなく、自身の自己顕示欲を満たす為に自作自演で正義の味方を演じる宇宙人で『みんな喜んでるんだからウソついてもいいじゃん』『自分より目立つ奴が憎い』等、SNS時代の人の心の中にある『小悪』を具現化したような存在で非常に面白かったです。
 
終盤からは良くある『コミュニケーション不能な宇宙の絶対正義的存在』が敵役になってしまったのですが、そこに『家族の過去』と『少女と少女の友情』が軸となるドラマが展開して、ラスト2話は物語の最後にサブタイトルの意味がわかって泣かされるという演出で感動しました。
 
一貫して客演のウルトラマンが登場せず『湊一家』だけで物語を語り終えたのも好印象でした。
 
子供番組にアレコレと注文付ける大人のファンの方もいるけれど、今回初めて父娘で同じヒーロー番組を見て『子供が心から楽しめて』大人も『子供や家族との関係について、考えたり、子供と語り合う事ができる』番組こそが本当に良い『子供番組』なんだな…と感じました。

ウルトラマンルーブは僕にとって忘れられない、娘との思い出の詰まった『最高のウルトラマン番組』になりました。
 
願わくば次回作のウルトラマンも父娘で楽しめる作品になって欲しいですね。