もうやん

義母と娘のブルースのもうやんのレビュー・感想・評価

義母と娘のブルース(2018年製作のドラマ)
4.0
2018年夏クールのドラマで三本の指に入る面白いドラマだった。
「私(みゆき)」(横溝菜帆/上白石萌歌)が母を亡くしてから、義母、亜希子(綾瀬はるか)と出会い、家族として、親子として認め合い成長していく物語だ。
義母、亜希子のキャラ設定が、杓子定規で一般常識がちょっとズレているが、こと仕事に関しては出来る女、最強のキャリアウーマンで、冷静に分析して最善の方法を導き出し結果出す様が、とても小気味好く無茶苦茶面白い。
見進めるうちに父、良一(竹野内豊)が余命いくばくもなく、亜希子とは契約結婚だと分かると、それがみゆきをひとりぼっちにしないためだったことがわかり、良一の死から親子の絆はより深まる。
唐突にみゆきが高校生に成長し上白石萌歌が登場した時には、ぴったりのキャストと明るく素直に育ったみゆき像に心がときめいた。
最終回に亜希子が、自分の存在意義、みゆきの存在意義を語るシーン、みゆきが泣きながら「そういうの世間じゃ愛って言うんだよ」って言うシーンがグッときた。
そして変わらず信頼しあい、お互いの道を歩き始める。
そんな結末も、このドラマにふさわしいさわやかなエンディングだった。
もうやん

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