オープニングの赤い傘、そのバックに流れる”Stand By Your Man”と”Save The Last Dance For Me” がストーリーに合っていてとても良かった。
チョン・ヘインを愛でるための作品と言っても過言ではないと思う。
何もかも放り出していつでも飛んできてくれる。年甲斐もなく幼い言動を見せても「かわいい」と言ってくれる。仕事の現場や普通の友人関係ではそんな緩さが許されない大人女子にとって、ジュニは、まさにオアシス。
とどのつまり、親や結婚、仕事や人生という現実に向き合わなくてはならない年齢の女性(ジナ)にとって、ジュニの真っ直ぐさとエネルギーは「永遠の初恋」であり「永遠の輝き」なのだ。
「永遠」と呼ぶのは、もう手の中にないから。一度失ってしまったものはもう容易に手に入れられないと知っているし、もはや自分はそれだけでは満足できないこともわかっている。そんな「オトナのお姉さん」のためのお伽話ですね。
お姉さま方、おやすみなさい。いい夢を。
そうそう、このドラマの放送は2018年とクレジットされている。つい最近だ。ハラスメントや女性の職場環境の現状は、韓国でも(日本同様)こんなに厳しいんですね。東アジアの女性の皆さん、連帯しましょ。
でもその前に、お伽話でいい夢を。お互いの明日の戦場での活躍を祈って、おやすみなさい。
