ぞくぞくする程面白かった…
依存性が高い危険な薬を作って一般的な痛み止めとして世に出した、お金の事しか考えてない最悪の一族と、それを使用した人々の末路を描いたシリーズ
どうやって危険な薬を承認させたのか?
そして普及させたのか…恐ろしすぎる…
痛みを長時間感じさせないかわりに、依存度が極めて高い薬を初めからお金儲けの為に作ったってのが怖すぎる
それも通常末期ガン患者の方の痛み止めとして処方するものを手軽な薬として…
麻薬系の薬害なんて大昔の事だと思ってたらつい最近まで裁判が続いていたぐらい最近の出来事だった事に驚きが隠せなかった…
作る側、使う側だけじゃなく、男性社会な医者たちの間に広く普及させる為の駒として使われた営業の女性たち、お金や欲望に目が眩んで害のあるものと知りながら処方する医者、この薬を作った黒幕を追う正義の人々まで…
様々な方面からこの死を呼ぶ薬について描かれていたのも素晴らしかった!
もちろん物語として成立させる為に、フィクションな部分も沢山あると思うけど…このような事件があったという事実に、何も知らずに処方され中毒なり最終的には薬を乱用して亡くなっていった人々が大勢いたという事実に背筋が凍った
もちろん正しく扱った医師もいただろうけど
最終話は本当に辛くて悲しくて目を伏せたくなるほどの回だったけど、この衝撃が第二のオキシコドンを作らせない為に必要だなって思った
何度もフィクションかと思いそうになるけど、毎話始まるタイミングで残された家族のコメントが本当に胸に突き刺さって現実に起こった事だと再認識させられるのもいい演出だったなと…
ちなみに日本にもこの薬は入ってきてたけど、殆ど処方されてなかったからアメリカほど問題にはなっていなかったみたい…
入ってきてた事自体怖いけどね???