shii

手紙のshiiのレビュー・感想・評価

手紙(2018年製作のドラマ)
3.6
中村倫也くん見たさに見てみましたが嫌な役でした(笑)でも亀ちゃん好きだし、アリスちゃんも好きなので良しとする。←
そして、本田翼ちゃんがとっても可愛いです♡そして、役柄がとってもいい子!

所々違うことしながら見てたので、ちゃんと見なかった所を見直したら、心情の変化とか見えてきました。
(以下ネタバレ有り)
お兄さんの家族思いな所。でも思いが真っ直ぐ過ぎて周りが見えなくなること。
お兄さんと弟との温度差。弟が本当は無理して手紙を書いていること。内容も真実であり嘘であること。
被害者宅に向かうシーンの服装や表情などが、直貴の思いや考え方の変化、成長を表している所。
由実子の目線、表情、心情が端々によく表されていること。(初めから直貴に惹かれていた(恋愛といよりは人間的に)もしくは、自分と近い存在に感じていた?本質を見抜いていた?)そして、誰よりも人のことをよく見ている人だということ。思いが汲みとれる人。
見直してみると気づきがあって、理解が深まる。

結局、犯罪歴のある家族を持つ人間はどう生きれば良いのか…。
被害者家族や、自分に関わる人間がどう感じるのかを客観的に考え、それに伴った行いをすべき…ということなのか?
そして家族といえど、それを取っ払って、人として加害者と向き合わなければいけない。加害者本人に真実を伝え、それに向き合って償って貰わなければいけない…と?
それから、犯罪というものはこれだけの人間の人生を変えるということ。自分だけが償えば済むのではない、被害者家族だけでなく自らの家族の一生をも変え、苦しめてしまう、重い重い罪だということ。

最後に直貴が歌ったこと。彼自身の覚悟と成長と思いが詰まっているような…そんな感じ。縁は切ったけど家族だった時間は変わらない事実で、兄を大切に想っていたし、今後関わることはなくても、今も兄への想いは変わっていないことを伝えたかったのではないか?

それからもう一つ。この作品は、人間の本質を表していたと思われる。真芝電機の社長の話からも分かるが。
罪はないと分かっていても、それに近しいものは遠ざけたくなる。
結局は世間体を気にし、いかなる人間だったとしても他人は他人で家族が大切。でも実は本当に一番に大切にしちゃってるのは自分自身。自分の大切な人たちを守っているようで、無意識に守っているのは自分自身だったりする。
人間の本質によって、本心とは裏腹な行動をせざるを得なかったり…。
情や思いだけでは抑えられない、人間の本質ってあるんだなと。人間の動物的部分なのか?