ねーじ

仮面ライダーエグゼイドのねーじのネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダーエグゼイド(2016年製作のドラマ)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

仮面ライダーを見る上で文字通り最初にぶち当たる壁は前半のフォーム回収作業回。
ワンパターンでダルい中、エグゼイドはそれをぶち壊した。

前半は目まぐるしく新ライダーが登場する。
天才外科医がストーリー進行を遅らせる主人公の対立キャラかと思えばかなり早い段階で主人公を認める度量があり、闇医者も無条件に襲ってくるNPCキャラみたいな存在かと思えば早めにニコが登場し闇医者のキャラの補助として役立つ。

中盤の檀クロトのうざさはあるものの、早めに次のステップに進む。
その間もどんどん新しいフォームが出てくるところも良かった。

途中の仮面ライダークロニクルが始まった辺りは少し中だるみはしたものの檀クロトのキャラの濃さやターボの復活、ポッピーの「みんなと楽しくゲームがしたいよ」という可愛らしい主張、闇医者の告白とか見所は多かった。

クロノスが出てからは若干消化試合感はあったがパラドクスとの共闘やグラファイトの死に様など見所があった。
ゲムデウスは果たして必要だったのだろうか…

人間はコンテニューできないという医者としての命の大切さを謳う主人公側と、檀クロトがコンテニューしまくったり、クロノスによる仮面ライダークロニクルでの命を冒涜したようなゲーム脳が対立した考え方が大きなテーマで、パラドクスがゲーム側としての存在でありながら死の恐怖を知り、命の大切さに認識するという視点もとても良かった。
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