ヴァルーン

不適切にもほどがある!のヴァルーンのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

🚍1986年、「地獄の小川」と呼ばれ、コンプラもモラルも微塵もない昭和で周囲の人間から恐れられていた小川市郎は、偶然乗ったバスでタイムスリップし、2024年へと行ってしまう。普段の昭和での感覚だと言語道断なモラルの蔓延る令和で小川は生き抜けるのか📱

キャスト、演出、テーマ良き。 どの世代の人が見るのかにもよるため、「昭和の方が良かった」「令和の方がいい」と感じる意見が大きく分かれそうな作りで、片方を揶揄してるドラマでは無かったです。 平成生まれの私でも昭和に憧れはしちゃいました。 便利になりすぎた感がありますよね、現代。 SNSで不特定多数の人間と密接になったことが一番でかいと思います。

各回に何かしらの叫びを持たせ、そのポイントをミュージカルで言いきるパターン、好きです。 ただ単にミュージカルが好きだからなのもあるけど、毎回楽しみにしてた。
キャストもかなり豪華です。 ゲストとかも沢山いて、印象的な人めっちゃいるけどやっぱり古田新太が一番ハマってた。 阿部サダヲにお義父さん呼びしてるのがいちいちおもろい。

ユーモア抜群でよくできたドラマだけど、肝心のタイムパラドックスをどうするか問題の収束がなってなかったです。 令和での出会いなどを捨てる訳にはいかないが、令和にいったばかりに自分と娘の行く末を見てしまったから…という板挟みをどうするのか楽しみにしてたけど、すっぽかされて雲隠れされた気分。 普通に令和まで平和に生きてた設定でも十分満足感あるドラマだと思ったんですけどねえー🥺