おけい

ツイン・ピークス シーズン1のおけいのレビュー・感想・評価

ツイン・ピークス シーズン1(1990年製作のドラマ)
4.5
『ヒドゥン』でカイルマクラクランを久しぶりに見たらツインピークスをもう一度観たくなってしまって再鑑賞。

当時大ブームを巻き起こした奇才デイヴットリンチのサスペンスドラマである。もはや伝説的作品でもある。

アメリカの田舎町ツインピークスで女子高生ローラパーマーの死体が発見され、カイルマクラクラン演じるFBI特別捜査官が謎を解き明かしていくストーリーである。

登場人物が全て怪しく見える演出、クーパー捜査官のキャラクター、叙情的なテーマ曲などなど、どれもパーフェクト。鋭い洞察力を持つ切れ者でありながら、どんな時でも美味しそうにスイーツとコーヒーを食するクーパーが好き。

イケメンウォッチャーの観点から改めて見ると、保安官助手のトミー(マイケルホース)もカッコよいと思う。原住民の血をひいてるトミーは追跡のプロで途中から捜査に加わりますが、佇まいがカッコよい。

好きなシーンはたくさんあるのだが、クーパーの夢に出てくる赤い部屋は、デイヴィットリンチらしい演出で鳥肌ものである。床の模様や全体の色彩に加え、小人の小刻みにブレる後姿が奇妙で恐ろしくもあり目が離せない。意味不明だが、意味を解き明かそうとして画面に釘付けにされてしまう…。凄い魔力。

まだ観たことがない人には是非観てほしい作品である。
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