夜のエンスト王

ツイン・ピークス シーズン2の夜のエンスト王のレビュー・感想・評価

ツイン・ピークス シーズン2(1990年製作のドラマ)
4.3
シーズン1が王道ミステリーなのに対してシーズン2はオカルト要素が強め。こちらの方がよりリンチっぽいかも。

キャラの魅力が存分に引き出されたシーズンでもあった。キャラの深堀りをすることでツインピークスという舞台を形成していった。ローラパーマー事件解決後の後半部は特にそんな感じ。その部分を蛇足とか間延びという理由で低評価をする人も一定数いるが、そこは好き嫌いがハッキリ分かれるポイントかな。
自分的には好き。意味ありげな要素も伏線かと思ったら特に何も関係なかったって事が多いし、見終わった後によく考えたらシナリオとしては無駄だらけなんだけど、そこはあくまで舞台設置として世界観を作り上げるためのものと考えた方が良い。タランティーノが日常会話でキャラの深堀りして楽しませる感じをもっと大きくした感じ。

シーズン1に引き続き、クーパーとオードリーは大好きだったけど、他にも愛着湧くキャラが沢山。
・ローラに憧れて彼氏のジェームスに対して柄でもない振る舞いをする所が愛くるしいドナ
・悪い奴だけど、何だかんだ家族と彼女は大事にしてるボビー
・空気読めない奴感、リーランド
・終始癒しのアンディ
・癒しpart2ルーシー
・結構糞野郎なのに、改心すると不都合な人が急増するやるせない、ホーン
・色々と難しい立場のエド
・終始ぶっ飛びのネイディーン
・終始謎だった看板キャラの丸太おばさん
・トラウマ級の怖さボブ
・何かとおいしいポジションのホーク
・とにかく可愛いアニー
・それ以上に可愛い過ぎるオードリー(こんな子と付き合いたい…)
・一挙手一投足がカッコいい主人公クーパー

他にも魅力的なキャラは大多数。