2016年放送のドラマ。飯テロで個人的には上位に入るドラマです。
放送当時毎週楽しみにしていました。因みに戸塚純貴さん、ダーリオ内田理央さんといったライダー出身若手俳優さんご出演。また仮面ライダーバーストだけではなく宇宙刑事シャイダー、トミカヒーローのレスキューホースと多数特撮にご主演経験のある岩永洋昭さんもゲスト出演、そしてツダカンさんも探偵さんでご出演しています。
原作は小説で４作まであります。全作読みましたが今作の１作と２作目が特に面白かったです。尚１作目はヤングマガジンにて漫画でも連載されました。
就職活動が上手くいかない主人公の良太（柄本時生さん）。元々あまりやる気もなくチョットさえない大学生。出版関係の仕事に就きたいと口では言いながらどうも本気には見えません。何時か採用もらうだろうと軽い気持ちも伺える。そんな折、帰宅中偶然ヤクザの抗争に出くわし危うく銃撃に巻き込まれるところを柳葉組組長柳葉竜一（生瀬勝久さん）に助けられる・・・。但し助けてもらった事で敵対する組の近くに住む良太のアパートに柳葉と手下の火野（三浦誠己さん）は敵組の様子を監視する為住み着くことに・・・。
柳葉は兎に角「食」を大事にする男。何をするにでも行動の源となる食べるものに拘ります。そんな柳葉の「飯にするか」で毎回BGMにのって調理するシーンがこれから何が出来るの？とワクワクが止まりません。
でも柳葉に「食べないのか？」と聞かれても、「どうせ自分なんか」とか面接が上手くいかなくて「食べたくないです・・・」等、良太はネガティブな言葉を吐き食べようとしません。ですが柳葉や火野が美味しそうに食べる姿を見て良太は、柳葉に教わった食べる前の言葉「いただきます！」を放ち食べ始めるとたちまち元気になって平らげてしまいます。
言葉少ない柳葉が自分の作る「飯」を介して良太に就職活動が上手くいかない理由を気付かせていく作りがホント秀悦でした。
失敗した時、生きていく上で辛い時とかなんて沢山あると思います。そしてそんな時はとことん落ち込んでしまいます。でもそんな時だからこそ食べて元気出せ！を教えてくれたドラマでした。
クライマックスにはとんでもない展開が待っています。小説、漫画、ドラマの中で最初に拝見したのは小説で、その意外な展開に通勤中の車中で小説読んで涙ボロボロ流して読んだことを思い出しました。
未見の方は本ドラマを是非配信でご覧いただきたいです。どんな時でも食べると元気が出る事を教えてくれるドラマです。
またTV東京のサイトには各放送回登場の飯テロレシピもありますので、是非晩御飯おかずの参考にしていただきたいです。
