このレビューはネタバレを含みます
このキャストは好きすぎる。
観る前から心躍る。
引きつけられて、一気に観終わった。
綾野剛さん、コロコロ人柄を変えられるところ、いい。この役、またピッタリで、他の人には無理そう。
ハリソン（豊川悦司さん）の冷たすぎるところ、怖すぎる。また、何かやるやん、こんなん。この人、人殺しても快楽やん。怖い。
みんな、役柄がはまっていて、すごく観やすかった。
リリーさんが早くもいなくなってしまってビックリで、もっと最後までいてほしかった。2でくると思ってたら、3か…そうか、あんな表情になる。ハリソンは3の表情は実際どんなものか見たかったんだろうな。
騙す時の緊張感。
本人が戻ってくる時のギリギリ感。早く逃げて！
どうなるかとヒヤヒヤする。犯罪者のやってることで応援するのはおかしいのに。
あれだけやっても、結局殺される。最初からそういう計画のハリソン。
悪いことに関わったらあかんとしみじみ思う。
拓海が病室で、地面師を“仕事”と言った時、その感覚はこのドラマを見ていたら、わからなくもない。先に書いたように、観ている方は早く逃げてと感情移入させられている。犯罪なのに、これは綿密に計画されたやりがいのある仕事のように見えてくるのだ。悪いことに使わずに良い方向に使えたらよかったのに…
ハリソンはどこに行ったのか。
騙すだけでなく、たくさんの死人が出るので、野放しは怖い。
拓海も微妙な気持ちだろうなぁ。
原作『地面師たち』新庄耕
元ネタ事件 2017/6 積水ハウス地面師詐欺事件
