このレビューはネタバレを含みます
こんなにも救いのないドラマを初めてみた。救いがなくて、苦しいのに、でも続きが気になって観てしまう、そういうドラマだった。
ただ、救いはなかったけれど考えさせられるドラマだった。原作は読んでいないので、以下は純粋にドラマのみの感想。
最後の方で、結局みんな同じで、生まれてきた意味はみんなわからず、人は必ず死ぬ。私たちはその終わりを知らされているだけ、というようなニュアンスの話が出てきた。
一瞬、たしかにそうかもと思ったけれど、やっぱり違うなと思う。提供者たちはその使命が故に、未来を描けない。選択の余地がない。やっぱりわたしは、そのまとめ方には納得できない。
ただ、最後海の中へ入っていこうとした恭子を、とものサッカーボールが止めた所はよかった。私たちは空っぽの宝箱を持っで生まれてきて、そこに日々を詰め込みながら歩いていくのだ(ニュアンス)という言葉も良かった。
恭子を止めたのは、ともへの想いとともとの思い出だ。人は1人では生きていけないんだと感じた。
キャストみんな演技が上手かった。