このレビューはネタバレを含みます
主人公・夏、そこに過去愛した女性・水樹、今愛している女性・弥生。
大学生の時に水樹と恋に落ちた海だけど、一見天真爛漫に振舞う水樹に戸惑いながらも惹かれている夏。
しかし、夏も普通に手堅い仕事に就こうとする姿、それは夏自身の事もさることながらきっと彼なりにこれからの水樹との付き合い未来を考えての事だったのだろうが、水樹はそれに納得できないし、彼に自分が重荷に感じてほしくないと思ったのかもしれない。
彼女は妊娠したけれど夏のこれからのことも考えて明るく堕胎するから承諾書にサインをしてほしいと。戸惑う夏だが仕方なく(多分)サインする。しかしその直後彼女は大学をやめて夏と別れを告げる。
それから数年…夏も仕事に慣れ、今は年上の彼女弥生とお付き合いをしている。そんなある日、水樹が死んだと連絡が。そして彼女に娘がいてそれはあの時堕胎したと思っていたのに結局生んだ子供だった。
海と名付けられた娘。
突然いろんなことが夏に降りかかり、これから海とどうしていくのか?弥生との関係をどうしていくのか?
序盤はまだいろいろわからないことが沢山あって、水樹が夏とどう生きてきたのか?どういう病気で死んだのか?どうして夏に噓をついてまで別れたのか?
一方、弥生は水樹と逆に子供を堕胎した経験を持っていた。そんな彼女もこのことを夏に話す機会があるのか?本当に夏と一緒に海の母に家族になっていくのだろうか?気になります。