Akari

美女と男子のAkariのネタバレレビュー・内容・結末

美女と男子(2015年製作のドラマ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

「中学聖日記」「チェリまほ」を見て町田啓太さんの他の作品が見たくなり、このドラマにたどり着きました。

上の二つのドラマではどちらも好感度の高いエリートサラリーマンの役で、スーツが似合い大人の余裕があるイメージでした。

このドラマでは20代半ばで色黒で、精悍でシャープで尖った部分があって、現在の30歳前後の完成された美しさじゃなくて、たしかに時々日常生活の中で会う店員さんとかアルバイトのお兄さんでこういうかっこいい人が稀に隠れているかもしれないというリアリティーがありました。

役柄的に反抗的というか無愛想な若者の役で、役者さんもその時期にしか見ることのできない姿ってあるんだな、貴重だなと思います。

舞台は芸能事務所、後の方で遼くんのポスターが事務所から見えるところが最高でした。

周りを固める役者さんも良かったです。
高橋ジョージさんはやっぱり歌が歌えるから楽しい役だったし、森本レオさんもやっぱり声がいい。博学な一子さんのお母さまも素敵。一子さんも芯があっていい意味で押しが強くて、マネージャー業に向いている。

一子さんと遼くんの仲がなかなか進展せず、「あんた」とか「ねぇ」とか呼びかけ続けていてこれは二人はどうにもならないのかなと思い、12話くらいで思わずラストを確認してしまいました。ラストも良かった。確かにマネージャーだった一子さんからは行きにくいから、遼くんが積極的になってはじめて関係がはじまりそう。授賞式での言葉にびっくり。そんなことされたら誰でも心動くでしょう。

芸能界の裏表の話も面白かったです。

それにしても町田啓太さんが立っていても、歩いていても、考え事していても何をしていてもかっこいい。目が印象的。
授賞式のスーツもカジュアルな普段着も、最後に空港から出てくるところもスタイル抜群。

水泳選手の役をしている時は本当にオリンピック選手のようなアスリートにしか見えませんでした。

オープニングのバンド風の演出も楽しいし、NHKだからかセットや登場人物が豪華。ハローマイラブが頭から離れません、実は名曲なのかも笑
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