れいん

信長協奏曲のれいんのレビュー・感想・評価

信長協奏曲(2014年製作のドラマ)
5.0
二回目です。
二回目なのに、気づくことや学ぶことがたくさんありました。
このドラマ、史実とは違うし信長もこんな人ではなかっただろうけどとても織田信長と言う人を愛おしく感じてしまうし、本当の信長はどんな人だったのかなと知りたくなるし思いも馳せてしまう。
小栗旬さんが生き生きと、伸び伸びと演技していて自分がどのように求められているのかよく分かっている上で楽しく演じられている気がしました。そして、その脇を固める方達も信頼して楽しそうに演じているように感じました。私は特に帰蝶とのやりとりが大好きです。本当にお似合いで、本当に可愛くて二人が本当の夫婦に思えました。それって演技なのにそう見えるということはすごいことです。二人が支え合って思い合って、嘘の上で成り立っていたとしても育んできた絆や愛情は本物だと思います。
小栗さんの二役もすごい。本当に違う人に見えます。山田孝之さんの演技も恐ろしいほどに上手すぎました。
音楽もとてもいいです。信長のファッションも現代風にアレンジされていたりして、違和感なんてなくてマッチしてるんですよね。

信長が天下を取れたことに、そういう解釈だとしたら面白いなー!っていうストーリーが何度観ても飽きないところなのかなとも思いました。
特に私が好きなのは、斎藤道三を助けにいくところ。史実で義理の父を助けにいく情に熱い男というのを描いていて、道三からの手紙にめちゃくちゃ泣いてしまいました。

何度も泣きました。感動だったり悲しみだったり切なさだったり。抱えきれないほどの痛みも。でも、その中でも私に響くものや得られるものもあり本当に大好きなドラマです。

びっくりしたのは、大人の人たちは著しい変化が見られないから三郎がタイムスリップしてそんなに経っていないかと思いきや、お市の子ども達が増えてたり成長しているのを見るとかなりの年数を戦国時代にいたんだなとわかるところです。そう思うと、三郎やお市の言動もかなり大人びた感じに変わってたりしていて演じ分けているのが分かったりしてそういうところもまた面白いです。

また何年後かに観たいって思うドラマです。作ってくださりありがとうございます!という気持ちです。
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