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Nのためにのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

Nのために(2014年製作のドラマ)
4.8
高層マンションに住むセレブ夫妻、野口貴弘(徳井義実)・奈央子夫妻(小西真奈美)が殺害された。
その現場に居合わせたのは“ある計画"を立てた大学生の希美(榮倉奈々)、成瀬(窪田正孝)、安藤(賀来賢人)、西崎(小出恵介)。
その場で西崎が逮捕され、自供から有罪が確定し、懲役10年が言い渡された。
それから10年後、この事件の判決に疑いを抱く元警察官・高野(三浦友和)は、事件の真相を追い始める。
この事件は15年前の夏、瀬戸内海に浮かぶ島で、希美と成瀬が起こした“ある事件"からすべてが始まっていると高野は確信していた。
「彼らはあの時、罪を犯した。それぞれのNのために」
湊かなえのサスペンスミステリー小説をドラマ化。
父親が愛人と暮らすために家から追い出され、買い物依存性になった母のために生活苦に苦しみながら島を出るために奮闘する杉下希美。
商売が、ジリ貧になった料亭さざなみを継ぐために、料理人志望だったが、料亭さざなみが火事で燃えたことで運命が狂ってしまう成瀬慎司。
シャープペンをカチカチ鳴らして気持ちを伝え合ったり、将棋を通じて交流して、お互いを支えにして暗い場所に引き寄せられず、明日へ向けて生きていくことが出来たふたりの友情以上愛情以上の純愛。
野口夫妻殺人事件に関わった希美や慎司や西崎や安藤の、それぞれが「Nのために」に罪の共有をしたすれ違う願いや愛情を、丹念に描くことで、青春群像劇を主体にしたサスペンスミステリードラマとして楽しめるし、窪田正孝や榮倉奈々や賀来賢人や小出恵介のみずみずしい演技と家入レオの主題歌が印象的なサスペンスミステリードラマ。
「究極の愛は、罪の共有」