MioYamato

NのためにのMioYamatoのネタバレレビュー・内容・結末

Nのために(2014年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

職場の後輩にオススメされて見始めました。

前半の学生時代の生い立ちのシーンは
ひたすらにしんどいシーンも多かったので、
観るのにエネルギーがいったけど、
その分主人公の希美と成瀬くんの、
お互いを心の支えにしていく関係に納得できたし、
あったかい登場人物も人間関係も多く描かれてて、
学生時代のシーンの瀬戸内海の島の風景も素敵で、
最後は高い山を登ったような達成感と、
優しい気持ちの余韻がありました。

湊かなえが原作であるのは知ってたけど、
アンナチュラルやMIU404も手掛けた
新井順子プロデュース、塚原あゆ子演出ということが途中で分かり、そんなの面白いに決まってる、と、しんどいシーンにも脱落せずに信じて観続けることができました。笑

私の語彙力がなく陳腐に聞こえてしまうかもしれないけど、登場人物それぞれにいろんな愛の形があるんだと思わせられるドラマだったと思います。初めがどうしても人が死んでいるシーンからのスタートなので身構えちゃうけど、憎しみの結果が招いたものでなかったのが救いというか、私にとっては本当によかったです。

高校生から大学生、そこから10年後までのシーンを毎話少しずつ見せていく演出の上に、全部の年代を同じ人たちが演じてるので、間を開けて観ると記憶の中でいつの時代の話だったか混乱することがありました。
元気があるときに、期間を開けずに観るのをオススメします。笑
MioYamato

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