心臓をザラりと舐められるような不快感と、心がギシギシと歪む感覚との間に、ラムネのビー玉みたいに澄んだ恋や、泣きたくなるような愛が詰まっています。
1話が1話分の内容量と重みではなくて、2話まで観終えた後には、5話分くらい観たような疲労感があります。
最初かなりしんどいのですが、3話まで観たらもうやめられなくなると思うので、ぜひ、ぜひ3話までは何卒……。
濃くテンポ良くしかし駆け足感は無く、丁寧に折り重ねられていくストーリーに、どんどん引きずり込まれていきます。
とても好きな作品なのですが、語れば語るほど陳腐なもののように聞こえそうで辛いです。
ドラマ版の成瀬くんが好きすぎるあまり、放送から6年以上経って、未だに原作小説を読めずにいます。
〈追記:2021.2〉
6年越しに、歳を重ねてから再度鑑賞したところ、4人(と、おじいちゃん)への愛が増しすぎて、より一層原作書籍から手が遠ざかってしまいました。
安藤〜〜〜っ。