何て言うか全てよかった…………
こんなに満足したドラマあんまりない………
全部悲しくて、噛み合わないのが切なくて、でもなんだろう幸せも感じられる、不思議なドラマ。
最初はほんとに苦しくて悲しくて、でも成瀬との時間は本当に暖かくて…………
野望言い合うところも、夜中の自転車2人乗りも、シャーペンでの'すごい'も、チケットの半券のメッセージもめっちゃよかった。
徳島の辺りの丸い聞こえの訛りも影響してるんだろうけど成瀬と希美の空気感がめちゃくちゃ好き。
大学に入ってからは何となく人に言えないことも話してしまう相手の西崎さんと前を向かせてくれる安藤の登場。
この三人の関係好きすぎるし、安藤かっっっこよすぎる。
「出来るよ」って言いきってくれるとこも、高いところを見せてくれるところも、めっっっっちゃ好き。
いつもまっすぐで、優しいから心配かけたくないのも、笑顔だけ思い出してほしいって言うのも何となく分かる。
特に好きなポイントは、成瀬と安藤の対比。
暗がりでも支えてくれる、１人にしないでいてくれる成瀬。
暗がりから明るいところに連れてってくれる、１人でも生きていける強さをくれる安藤。
ただ、一緒におらへん？と優しく問いかける成瀬。
結婚してほしいってまっすぐ言いきる安藤。
何食べたい？に美味しいものって甘えて笑ってくれる成瀬。
何食べたい？に焼き鳥って答えていいねぇ！って乗っかってくれる安藤。
対比が素晴らしすぎるうえにどちらも優しい男なんすよねぇ…………。
唯一の違いは、安藤は明るくいさせるために暗い話題や悲しいことになるべく触れないようにするんですよね。
だから希美も悲しいことには関わらず、そのまままっすぐ進んでいってほしいと強く思ったんだろうな。
安藤が悩んでることは視聴者や西崎さんは知ってるけど希美はずっと知らなかったんだよね。
だから希美も最後まで何も言わなかったんだろうな。
だけど、成瀬は暗がりにも一緒にいてくれるから強いとこも弱いとこも受け止めて一緒にいてくれたし、成瀬自身も自分の弱いところをあまり隠したりしないんだよね。
ひけらかしたりもしないけど、正直な人だと思う。
だから、あの希美があのときに助けてって言えたんだと思う。
あんな過去があって、頼らず生きていきたいって言ってた希美が助けてって言えたあのとき、西崎も思ったんだろうな。
希美にとって本当に、本当の意味で大切な人だって。
だからきっと成瀬に、成瀬だけに病気のことを伝えたんだろうな。
どれだけ観ても綺麗で美しい対比。
うーん………見終わったとこやけどもう一度みたい。笑
そして高野さんも好きだったなあ…………
あの人も夏江さんのために、Nのために動いてたし、最後に罪を共有したんだな。
あの二人がこれからどう生きていくのか分からないけど、穏やかに生きててほしい。ほんとに。
そして最後に…………お爺ちゃん大好きです。
「苦労は忘れるに限る」「あの二人が友達でよかったねぇ」
3人にとってきっと帰る場所はあそこにある。
いつかまた、3人で楽しいことが出来るときに、お爺さんが隣で笑っててくれますように。
