ShinoTakai

僕のいた時間のShinoTakaiのネタバレレビュー・内容・結末

僕のいた時間(2014年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

彼がいなくなってからもうすぐ1年。

私はこの1年間、可能な限り彼の主演作品はほぼ全作観てきましたが、
この「僕のいた時間」は半年ほど前にブルーレイを購入したにも関わらず、いつまで経っても見ることが出来ませんでした。

もちろん全作品、全役柄を全力で演じていただろうし、どの作品も大切だったとは思いますが、この作品にはかなり強い思い入れがあったようなので、観たら魂持ってかれそうな気がしてなかなか観られなかったのです。

それでも1ヶ月ほどかけて、何度か繰り返し観てみました。
結果作品としては良かったけど、正直思ったほどでは有りませんでした。

ただ、それは「がっかり」とはまた違って、思っていたよりALSの部分が少なかった、というか弱かったような気がします。
自分にとってはラブストーリー性の方が強かった。

発症までの経緯とか気持ちの変化、それに彼だけではなく家族・友人彼を取り巻く人達の気持ちなんかもすごく丁寧に描かれていたせいか、そんなふうに感じてしまったのかもしれません。

あと、私「博士と彼女のセオリー」がすごく好きなのです。

三浦春馬の演技はとてもとても良かったけど、やっぱりこれを観ると霞んでしまう。
この作品のエディ・レッドメインの演技は本当に素晴らしかった。

もちろん準備にかけた時間とか状況(エディは演じるべき人物が実際に存在していた)も違うし、三浦春馬の方が演じた頃の年齢は若かったし、呼吸器をつけたところで終わってしまってるから比べてもしょうがないけど、どうしても比べてしまう。

ドラマで11話という枠があるならば、ALSについてもう少し踏み込んだところの先が観たかったです。
ただ、彼にも思うところはたくさんあったと思うので、メイキングを見て確認したいと思います。

あと観ていないのは「太陽の子」だけ。これもなんだか観るの辛そうで観られてません。
とはいえ8月の映画公開までには観ないとですね。これで最後だと思うと本当に寂しいです。
ShinoTakai

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