だいぶ無理がある設定だけど響いてくるのはやっぱり山田杏奈ちゃんの存在感と作品のテーマ。
中学生という多感な年頃の危うさと純粋さをここまで惹き込んでくるのは天晴。
そしてもう一つ印象的だった戸塚純貴の怪演や雛形あきこのクソ親っぷり。
これ見るだけでも楽しめる。
上杉柊平がマスクをずっとマスクをつけたままでラストのワンシーンだけしか素顔を見せないのは終始謎で狙いが全くわからない。
芝居で顔の表情の機微が見たいのに残念すぎる。上杉柊平という役者を堪能することが出来なかったのが悔やまれる。
作りの脇の甘さを除いたら面白し山田杏奈ファンは観ておくべき一作。