このレビューはネタバレを含みます
石原さとみさんやっぱり素敵です!
メイクも衣装も髪型も内面からでる凛とした美しさも、やっぱり永遠に私の好きな女優さんだと改めて思います。
月島ももさんの美しさ、もろさ。
プーさんの男前なセリフ。
そして素敵な音楽。
確かに内容的には理解できないところも多々ありましたが
私は最後まで飽きることなく観れました。
特に、心にグサッと突き刺さるセリフ
しみじみと考えさせられるセリフ
たくさんありました。
「自分が傷つけられた時、怒る人と哀しむ人がいます。
怒る人は憎む人。哀しむ人は愛する人。
”愛憎半ば”なんていう言葉があるけど、そんなことはありえない。
愛しているから、憎めないんです。
愛する人はいい女」
この言葉に私は凄く救われてました。
そして、ももの「愛情より、責任の方が重いの」
って言葉がどれほどの言葉か……
これを言わせてしまう元恋人…
ももの辛さに込み上げるものがあります。
「人の悪口だけは言うな。口に出さなければそのうち思わなくなる。そしたら心にある池が透き通る。そんなことだけで人は半分、幸せになれる」
これ、似たような事を祖父に小さい頃から言われていたので、グッときました。
「相手にされたら嫌なことをどうして自分ができます?愛しているのに」
これも…!これを言える人と私も出逢いたい。
あと
「ずっと高嶺の花だと思ってました。家柄がどうとかじゃなくて、違うものが見えているんですよね。とても高い場所に咲いているから」
って言うセリフは
”高嶺の花”ってあがめられるのが、家柄がいいとか見た目がいいって意味で褒められるよりも「違うものが見える目を持っている」=「すごく才能のある芸術家」って褒められるって思った時、いいなって思いました。
そしてプーさんが
「甘えてくれてるって思えばいい。
多分ももさんは、何をしてもどんなわがままも、最後は許してくれる、守ってくれる人がずっといなかったんじゃないですか?
普通は子供の時に両親の愛情で体感するものなんですが、自尊感情ってやつです。
人間一生に一度はそういう体幹がないとつらいですよ。大人になってからでもね。
それを俺に…俺を選んで、甘えて仕掛けてくるんだって思えば、それすら可愛らしい」
もう仏様…ですよね…プーさん。
あと恋愛について
「フッたほうはすぐに忘れるのに、フラれたほうが忘れられない」って言うところ
確かに恋愛は失ったほうが、ずっときれいなまま心に残るものだよね…って思いました。
あと、これも!泣きました!
「結果が全てなら、人生は虚しい。過程が最高なら、なおさら。」
結果がすべてなら、失恋した恋も全部なかったほうがいいってことになる。
でも、どんなにつらい失恋をしたって、その人と一緒にいたときにもらった幸せな気持ちって、とっても尊い経験。
何事も悲しみの方が記憶に残りやすいのかもしれないけど、幸せな記憶を忘れないようにしていたらもっと楽になれる。
あと、この会話…
プーさん「自分の母親のように毒親になってしまうのが怖いから、子供を作るのが怖いって、そういうことですよね?」
千秋「はい…」
プーさん「大丈夫です。あなたごと守れる、あなたの父親にもなれる人と出会えますよ。
それに、あなたが子供を望まないなら、それで構わないっていう男性にも」
千秋「そんな都合のいいこと言ってくれる人いるかな…?」
プーさん「都合いいわけじゃないですよ。あなたを愛してるだけですよ」
これもグサってきますよ…
あと「立派な人の名言は、心に余裕のある人にしか届かない。だから”お前が言うな”って思いながら、駄目な俺がもう一人のダメな俺に言ってるんだ」
これも名言だと思います。
あと
プーさん「バレなきゃいいっていうのは犯罪と同じ。本当は浮気が犯罪と同じくらいいけない事だってわかってる。
それなのにする人がたくさんいるのは、その間忘れちゃってるからです、彼女や奥さんのことを。
でも僕は今、思い浮かんじゃってるんです。
ももさんのいろんな顔が」
千秋「女は浮気を許さない。それはその間、自分が忘れられているとわかるから。
だけどそんなことは気にしない。デーンと構えている女のほうが、大人の女という評価もある」
プーさん「僕は違う。好きな人、彼氏、旦那さん、裏切られたら自分がぶっ壊れてしまう。そういう女がいい。絶対に」
もう、プーさん結婚してくださいってなりますよね。
そして最後、ももが変な理屈でプーさんと別れを告げたけど
プーさんが覚悟して取りにいった"高嶺の花"と
二人のお婆さんから教えてもらった「私はお花」という亡き母の言葉に、色々と心動かされて
ももがプーさんのところに素直に飛び込めて良かった…ってなりました…!
良かった…!!
「自分の価値観を固定せず、人の価値観を全て受け入れる」
この言葉、本当に大切だと思います!!
色んな心に刺さるセリフがあるドラマなので、ぜひ観てみてほしいです。