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ここに来て抱きしめてのなのレビュー・感想・評価

ここに来て抱きしめて(2018年製作のドラマ)
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今まで観た韓国ドラマの中で、最も素晴らしかった作品。1秒たりとも無駄なところがなかった。

この作品の軸の1つが「血の繋がり」で、この作品では「家族という形は血の繋がりとは関係ない」ことと、その「"血縁"が自分自身をも苦しめる時がある」ことの2つの意味を持ってると思う。ユン・ヒジェにも、ナグォン(楽園)のような人が側に居たなら、あのようなモンスターにならずに済んだのかもしれない。

欧米に比べて韓国や日本などアジアは"犯罪者"だけでなくその家族も非難の対象になりがちだ、という話を聞いたことがある。ただ、同じ社会情勢でも、この脚本は韓国の独特の雰囲気でしか表現できないと思う。

メディアの酷さも大々的に表現されていたけれど、実際韓国ではこのように一種の"エンターテイメント"として扱われているのか疑問に思った。日本も一概には言えないが、メディアに踊らされるのはドラマの中だけだとは思えない。

ナグォンとナムが健気過ぎて、話が進むごとに涙腺が弱くなっていった。特にナグォンは本当に"楽園"のような人。ナムは普段クールなのに、ナグォンの前だととても素直で可愛くなるの、愛おしい。

話の途中からナム役のチャン・ギヨンに夢中になっていた自分がいたし、ナグォン役のチン・ギジュの笑顔に救われていた。他にも、代表の陽気さやお母さんの温かさなど、たくさんの登場人物に癒された。話の途中に目を逸らしたくなるシーンがたくさんあるけれど、それ以上に楽園がある。


(長文過ぎて自分でもびっくりしてる)
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