Emma

雲の階段のEmmaのネタバレレビュー・内容・結末

雲の階段(2013年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人のさまざまな心情が描かれていてとても面白かった。

長谷川博己さん演じる主人公の三郎さんは無資格ながら医療行為をするという違法な事をしてはいるが、間違いなく天才であり努力家であり、かつ皮肉にも免許を持った本物の医者以上に本物の医者らしい患者さんたちへの想いを持っている。

だからと言って無資格で医療行為をする事は許される事では無いけれど、現実的な事を言えば、それ以前にそんなに天才なら特例で医師免許が付与されるとか、返済不要の奨学金で無償で大学で学べる権利を与えるとか、そういう特別なサポートがある環境に周りの人達が持っていってあげられたらベストなのになって思ってしまう。ドラマの趣旨はそこでは無いんだろうけど、、、。

最後刺されて終わり、かつ大人になった息子が本物の医者として子供達に関わるシーン(推測)で終わるという事は、主人公三郎のしてきた事=間違い/悪という意味になってるのかなぁとか思ったり。でも物事何事も一概に良い悪い、正しい間違ってるで片付けられないんだよな。だからこそ面白いんだけどももどかしくもある。
Emma

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