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カラマーゾフの兄弟のotenbalunaのレビュー・感想・評価

カラマーゾフの兄弟(2013年製作のドラマ)
5.0
ドラマというより1本の長い演劇を観たという感覚。1つ1つの場での役者同士のぶつかり合いが大迫力で見応えがあった。

吉田鋼太郎さんはヴェニスの商人のシャイロックとか思い出した。昔よく舞台で観たなぁ。テレビでもその迫力は健在で、さすがです。
滝藤賢一さんも迫力の演技だった。表情の動かし方が絶妙にネチっとしててすごかった。
斎藤工さんも林遣都さんも良かったけど、個人的に市原隼人さんの演技に惹きつけられた。激しいものがありつつそれを必死にこらえて、感情を隠してる勲の表現がすごく良かった。1話に比べて痩せた感じがするんだけど…前から良かったけど、ほんと良い役者さんだなぁ。
安藤サクラさんや高梨臨さんも出てて、キャストがみんな上手いしハマってた。

セピア色やモノクロの画像が差し込まれたりモノが映し出される演出とか音楽とか作品の雰囲気がすごく好きだった。最後まで誰が犯人かわからずとてもハラハラしながら一気見した。
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